第2話での高畑淳子演じる市子との取っ組み合いのシーンも衝撃的だったが、「高畑さんに圧倒されてしまいそうになりながら、負けないように頑張って演じました」と、本気でぶつかり合ったようだ。そして、二人を止めるために楢林(奥田瑛二)が思わず市子に手を上げていたが、「波子になりきっていたので、『たたいたんだけど~』って笑っちゃう自分がいました。本当に、ひどいやつです(笑)」と苦笑いする。
主人公・元子は自らの野望のために手段を選ばず突き進むが、仲に今の野望を聞いてみると、「物が少ない人間になりたいです。いつも荷物が多いので、家出少女みたいな荷物で現場に来ちゃうんです(笑)」という答えが返ってきた。
旅行に行く際も、「お土産が入らないから、毎回安いトランクを買った上に重量オーバーでお金を払って…。だから、身軽な女になりたいです」と荷物が大量になってしまうそう。
その原因については自覚があるようで、「完璧主義なんだと思います。お休みの日でもきっちり朝からスケジュールを入れないと気が済まないくらい」と明かし、移動時間も計算してスケジュールを組み立てていると教えてくれた。
そして、本作ではうそや駆け引きも重要なポイントとなっているが、「もちろんうそはつかない方がいいんですけど、どうしても子育てしているとお芝居しなきゃいけないときがありますよね」と明かし、「子どもと話していると、『今アリさんはこんな気持ちだと思うよ?』とか、どんどん言葉が出てくるんです。だから、かわいい駆け引きは上手だと思います」と子どもとの駆け引きには自信があるようだ。
ラストへ向けて仲は、「今まで散々暴れてきた波子ですが、最後にもひと暴れすると思うので、お楽しみに!」と笑顔で語った。
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