マキタスポーツ、“音楽好きおじさんの解放区”作りを宣言
BS12 トゥエルビでは、10月6日(金)からマキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木氏がMCを務める、1980年代の歌謡曲を中心にした音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜夜2:00-2:30)がスタートする。
MCの2人が毎回のテーマに沿って“ベスト・カセットテープに入れたい曲”をセレクトし、曲にまつわる思い出や裏話を展開。そして9月6日に収録・取材会が行われ、番組MCの2人が見どころなどを語った。
マキタスポーツは番組の方向性について「音楽好きのおじさんたちの解放区にしたい」と説明。
また、若い視聴者層に向けては「懐かしい話をするだけだと若い人たちは煙たがったりもするかもしれないですけれど、ただ懐かしい音楽の話をするだけでなく、歌謡曲のうんちくであったりが新たな知的な喜びになると思います」と語り、「娘が高校1年生なんですけれど、昭和歌謡にはまっているんですよ。一周して今そういった音楽が見直されている。
そういった世代を超えて価値のあるポピュラーミュージックを掘り下げて検証していき、味わい深く聞いて楽しむということをしていけたらなと思っています」と、歌謡曲に対する思いを明かした。
一方、スージー鈴木氏は「懐かしさだけでなく時代が求めた、曲のコード進行や歌い方も検証していきたいですね。第1回、第2回はサザンオールスターズを特集しているんですが、さまざまな角度からサザンの音楽を見詰めることで、新たな曲の楽しみ方が見えてくる。そういった音楽の面白味をどんどん提供していきたいです」と、今後の展開を述べた。
また今後掘り下げたいアーティストについて、マキタスポーツは「佐野元春さんですね。革新的で格好いいアーティストとして、僕は13歳くらいの時に知ったんです。とにかくすごい人として佐野さんを見続けているんですけれど、途中から『あれっ、この人、ちょっとおかしいぞ』というキャラクターだと分かってくるんです(笑)。
しかしながら、音楽は“とっぽく”“格好良く”“ユニーク”でずっとすてきなんです。さらに、現在も進化し続けている方なので、ぜひ取り上げたいですね」と挙げた。
そして、スージー鈴木氏が「まずは、おニャン子クラブ、そして、佐野元春から岡村靖幸らの80年代・EPICソニー(現EPIC Records Japan)特集はやりたいですね!」と発言すると、マキタスポーツも「EPICソニー特集! それはぜひやりたいですね」とノリノリで賛同した。