太一は中学生の時に両親が離婚してそれぞれ再婚することから、祖父・源治と暮らすようになった。そんなある日、太一の誕生日に祖父がハンバーグを作ってくれる。普段は料理をしない祖父が作ったハンバーグは炭のように真っ黒だった。
太一の前に真っ黒なハンバーグを出して源治は「食え」とすすめる。黙ったまま動かない太一にしびれを切らして「ほら、食わねぇのかよ」と源治。太一が源治の顔を見てから「いただきます」と言うと、源治は「はい、召し上がれ」といそいそと言う。太一がひと口口に入れると「どうだ、うめぇだろう」と源治は顔を覗き込むが、泣き始めた太一を見て驚く。しかし、噛み締めながら泣く太一に声をかけずに、源治は新聞を読み始めるのだった。
源治の不器用な優しさとそれを感じ取った太一の切なさに涙が止まらなくなった。SNSでも「太一とじいちゃんのハンバーグのエピソードほんと泣ける…」「じいちゃんが太一のためにハンバーグを作るのもうね!胸が熱くなる!」「初っ端から泣きそうになって、じいちゃんのハンバーグに涙腺崩壊した…」「真っ黒でも頑張って作ってくれたんだと思うと、何とも言えない気持ちになる! 泣けたわ!」「涙流しながら真っ黒いハンバーグ食べる太一と、でも何も言わないじーちゃんの優しさ、たまらなかった」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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