デビュー3ヵ月で第1位!?蒼みこSPインタビュー！
「最終日はもう号泣しながら配信してました（笑）。顔ぐしゃぐしゃで泣きながら、ありがとうありがとうって……。『みこちゃんを推して良かった』ってみんなが応援してくれたのが、嬉しくてしょうがなかったんです」
2017年3月、号泣のフィナーレで締めくくった「声優サバイバル」。芸能人とファンをつなぐ無料配信サービス「生テレ」から芸能活動をスタートした蒼みこにとって、これまでの半年間は文字どおり激動だったに違いない。
子供のころに朗読を先生にほめられたことがきっかけで声優に興味を持ち、友達の誘いで芸能活動をスタートしたのが今年1月のこと。ところが同じ月に、「生テレ」が開催した次世代声優プリンセス発掘企画「声優サバイバル」にまさかのエントリー。並みいるライバルたちと競いながら、およそ2ヵ月間にわたってライブ配信を続けることになった。
「いきなり放り込まれちゃいました（笑）。初めのころは右も左も分からなくて、自分を取り巻く環境についていくので精いっぱい。いつも配信では、神社やミュージアムを巡るのが好きだから、そのときのレポートを日記風にして紹介したりしてます！」
オン眉におかっぱヘアー、舌足らずなアニメ声。たしかに蒼みこというキャラクターには、他のライバルたちとはちょっと違う不思議な魅力がある。とはいえ、デビューしたての彼女は何もかもが未経験で未知数。案の定、「声優サバイバル」のランキング途中経過では、31人中で22位と出遅れることに……。しかしこの後、彼女にはシンデレラ・ストーリーが待ち受けていた。
「折り紙にチャレンジしたときは、視聴者のみなさんから『不器用すぎる』ってコメントでいじられました（笑）。だんだんとカメラの向こうにいるみなさんを意識できるようになってきたら、『どうやったら応援してくれる人たちに喜んでもらえるかな？』って、四六時中ずっと考えるようになって。正直、特技と呼べるほどのものはまだないんです。だからモットーはとにかく頑張ること！ 毎日コツコツ継続していくことだけは絶対に頑張ろうと思ってました」
冒頭の号泣ぶりにも表れているような彼女のひたむきさは、徐々に視聴者の心を動かしていく。「声優サバイバル」では最終日が近づくにつれて怒涛の追い上げを見せ、ふたを開けてみれば第6位の大健闘。なんと特別賞を獲得した。しかも同時期に行われた月例企画「ドリームステージ」では第1位に輝くことに。「みこらー」とは彼女にハマったファンを指す言葉だが、着実に中毒者を増やしているようだ。
そんな蒼みこは現在、プロの声優による個人指導のもとで本格的に声のレッスンを受けている。
「今の課題は、自分の声の癖を知ってニュートラルに戻すこと。それに私は舌の筋力が弱くて滑舌が悪いから、毎日鏡を見ながらヘンな顔をしてトレーニングしてます（笑）。まだまだはじめたばかりで難しいけど、充実していて楽しいです！」
声優としてのテクニックを学ぶ一方で、初夏には演劇にもチャレンジ。『名探偵はじめました！2017』、『マクベス狂走曲』に続けて出演したことで、新しいトビラが拓けたという。
「この世界を目指したのは声優がはじまりなんですけど、今は表現すること自体が好きになりました。自分で可能性を絞っちゃうんじゃなくて、映像でも歌でも舞台でも、いろんな場所で自分を表現できるようになれたらいいなと思います！」
あこがれの声優は沢城みゆきさん。まさに幅広い演技力と多彩な声色を持つ人気声優のひとりだ。「いつかは同じ舞台に上がれたら」。今はまだリアリティのない夢だとしても、諦めない心で現実に変えてみせる。そんなパワーを秘めた彼女のストーリーは、まだ始まったばかりである。
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