「コードギアス 奪還のロゼ」の最終回となる第12話「浅緋 -Breaking Dawn-」が9月6日に配信された。第12話では、予想外のラストに涙するファンの悲痛な叫びと作品に対する絶賛の声がSNSにあふれた。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、5月10日より全4幕形式で劇場上映されてきた「コードギアス」シリーズ最新作を全12話のシリーズ作品としてディズニープラスのスターで配信するもので、「コードギアス 復活のルルーシュ」のその後の世界を舞台に、新たな主人公・ロゼ(CV:天崎滉平)とアッシュ(CV:古川慎)の2人の兄弟による「奪還」の物語を描く。これまでのシリーズ同様、作り込まれた世界観と予想を裏切るストーリー展開、スタイリッシュなロボットアクションが満載で、劇場で鑑賞したシリーズファンからも絶賛を集めた。
第12話では、ファウルバウトに乗ったノーランド(CV:安元洋貴)に歯が立たず、上空から落下するアッシュはZi-アポロの中で絶望していた。Zi-アルテミスに乗ってアッシュの元に向かっていたロゼは落下しているZi-アポロを見つけ、アッシュを受け止める。上空に浮かぶ皇宮内に避難し、ロゼは気力を失ってしまったアッシュに、「自分が始めたこの戦いの責任を果たし、全てを守ります」と戦う意志と覚悟を打ち明ける。
そんなロゼに、アッシュは「もう一度ギアスをかけてくれ」と懇願。戸惑うロゼに向かって、アッシュは互いの負うべき責任、自分を捨てる覚悟、戦いを終わらせる覚悟を説き、“ギアスの呪いを誓いに変えて、俺と共に最後まで戦ってくれ”と頼む。アッシュの言葉に覚悟を決めたロゼは皇サクヤ(CV:上田麗奈)に戻り、アッシュにギアスをかけ、共にノーランドに最後の戦いを仕掛ける。
シトゥンペバリアと同じシステムをビーム状に放つファウルバウトに対し、2人は攻撃する隙を見つけるため、敵の攻撃を避けながらデータを取ることに。射出口の数、どこまで接近できるかなどが分かり、ファウルバウトの情報のインプットを断つことが勝機につながると判断した2人は再度突進を試みる。
ファウルバウトの攻撃を避けつつ連射速度がダウンするまで粘り、最後は接近した上で近接距離から攻撃を食らわして勝利する。だが、ノーランドが最期に自爆すると読んだアッシュは、サクヤの命を救うためZi-アルテミスとZi-アポロのドッキングを解除し、ファウルバウトと共に爆発することを選ぶ。最後の通信で「自分が死ぬことに恐れはないけど、君ともう会えないかと思うとつらい。本当、つらいよ…」というアッシュの言葉に、サクヤは号泣してしまう。
悲し過ぎるラストに、感涙したファンが続出。SNSでは「鑑賞後は何も言葉が出なかった」「アッシュ…」「ギアスらしいきれいな終わり方だった、、泣けるわ」「切ないな本当に」「同じシーンを3度見返しました」「最後悲し過ぎる」「予想外の結末」「立ち直れない…でも面白かった」などの声があふれたほか、「上田さんのお芝居がすごい」「声優すげー」といった、声優陣の熱演を絶賛する書き込みも多く見られた。
◆文=原田健
※天崎滉平の「崎」はタツサキが正式表記
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