神木隆之介主演、野木亜紀子らヒットメーカーが手掛ける“日曜劇場”など、話題の秋ドラマをピックアップ<金~日曜編>

2024/09/20 07:00 配信

ドラマ 編集部おすすめ

現役世代の欲望をあぶり出し描くクライムサスペンス

土曜ドラマ「3000万」(NHK総合ほか)(C)NHK


土曜ドラマ「3000万」(10月5日[土]スタート、毎週土曜夜10:00-10:49ほか、NHK総合ほか)

2022年、NHKが新たに立ち上げた脚本開発チーム“WDRプロジェクト”。本作は複数の脚本家が“ライターズルーム”という場に集い共同執筆する、海外ドラマの手法を取り入れ、4人の脚本家により紡がれるオリジナルドラマだ。日々の生活、子育て、チャンスのない社会、将来への不安などさまざまな思いが渦巻く世の中に生きる現役世代の欲望に着目。思わぬアクシデントと出来心をきっかけに、人生が激変してしまう家族の物語となっている。誰もが余裕なく生きる社会の痛みをえぐり出す、“病みつきになるエンターテインメントドラマ”を描く。キャストは、主人公でコールセンターの派遣社員として働く佐々木祐子役を安達祐実、その夫・義光役を青木崇高が演じる。

中日ドラゴンズとタッグのスポーツエンターテインメント

「バントマン」(東海テレビ・フジテレビ系)(C)東海テレビ


バントマン(10月12日[土]スタート、毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)

鈴木伸之が主演を務めるスポーツエンターテインメント。中日ドラゴンズ全面協力の下、プロ野球選手の第2の人生を描く。ドラゴンズのホームランバッターとして活躍していたものの、戦力外通告を受けてしまった主人公・柳澤大翔(鈴木)。自らの野球人生を終わらせるわけにはいかないとトライアウトを受けるが、大翔にオファーしたのはプロの球団ではなく一般企業だった。さらに、送りバントのように誰かにチャンスを提供する「バントマンになれ」という指示を受ける。子供の頃から花道を歩んできた大翔は、これまでと真逆の地味な役回りに葛藤する。

昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、壮大なヒューマンラブエンターテインメント

「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)(C)TBS


海に眠るダイヤモンド(10月スタート、毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)

1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。主演は神木隆之介が務め、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年、共にTBS系)などを手掛けた、脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子らヒットメーカーによるオリジナル作品で初の日曜劇場主演に挑む。

神木が演じる鉄平は、端島の炭鉱員の家で生まれ育ち、明るく真っすぐな性格。中学卒業後は長崎の高校・大学へと進学したが、大好きな端島のために働きたいという一心で帰郷。鷹羽(たかば)鉱業の職員として働き始めるところから物語が動きだしていく。また、鉄平を取り巻くキャストとして、斎藤工杉咲花池田エライザ清水尋也土屋太鳳らが出演。主演級の実力派俳優が集結し、これまでの日曜劇場と一線を画す、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントが描かれる。