シーズン1では、バディとして活動する朱梨と風早の関係性に注目したい。風早は、第1話で朱梨とコンビを組むよう命令された当時、感情が見えるという不思議な能力を持つ朱梨のことを理解できず反発していた。しかし、朱梨の過去や事件に向き合う姿勢を知るにつれて、徐々にその違和感が解消されていき、少しずつ信頼関係を築いていく。
風早を演じた浅香は以前インタビューでも、「朱梨と涼は、絆が深まるにつれてお互いの能力を補っていきます。朱梨の心の弱さにも触れていくので、物語が進むにつれて絶妙なコンビネーションが作れると感じています」と語っており、作中でも2人の見事なバディっぷりが発揮されている。
そして、毎話登場する個性豊かなゲスト俳優たちも、本シーズンにおける見どころの一つ。第1話では、本田望結とモグライダーの芝大輔が、ホテルから飛び降りたカップルを演じた。また第2話で夫を亡くした小説家を橋本マナミが、第3話では事件現場をじっと見つめる女性を元AKB48の本田仁美が熱演。その他にも、片桐仁や浅利陽介、室井滋、濱田龍臣、モロ師岡など、豪華キャストが事件の当事者や関係者を演じ、物語に花を添えている。
Huluでは、シーズン1に加えてHuluオリジナルストーリー「オクトー ~ふたつの家族~」(全2話)も独占配信中。第6話に続く第6.5話「朱梨の夢」では、15年前に医者を目指していた朱梨の姉・柴織(松井玲奈)との過去のエピソードが描かれる。幸せだった家族との記憶を思い出した朱梨が、失われた姉妹の時間を体験する切ないエピソードとなっている。
そして、本編のアフターストーリーとなる第10.5話「乾杯の約束」では、風早の父・平安(船越英一郎)が警察の職を辞してから1年後、風早は久しぶりに父のもとを訪れる。畑仕事をしながら以前とは全く異なる生活をしていた平安に近況報告をする風早。彼の本当の気持ちや、平安とのある“約束”についても明かされる。
「オクトー ~ふたつの家族~」では、本編では描かれない朱梨と風早の“警察官になった背景”や、それぞれの家族への想いが鮮明に描かれている。
そして10月3日(木)より放送されるシーズン2では、両親殺害の真犯人の存在を暴いた朱梨が、風早に呼び寄せられ、警視庁に出向することに。同シーズンでは感情の言葉に裏表がなく、コミュニケーションに長けた巡査の滝沢美空(影山優佳)とバディを組み、シーズン1のように感情を読み解きながら事件を解決していく。ちなみにシーズン2では新たにレギュラーキャストとして、影山をはじめ浜野謙太、岩瀬洋志、高野洸といった俳優陣が出演する。
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