パク・シネ、“悪魔が憑依した裁判官”役も「悪役というより“小悪魔”。涙が枯れるまで泣かせる役」<悪魔なカノジョは裁判官>

2024/09/23 18:02 配信

ドラマ 会見

キム・イングォン、パク・シネ、キム・アヨンの“悪魔三人組”(C) SBS & Studio S All rights reserved

「キム・イングォンのオーラを出すなと言われて」…


ビンナと共に“悪魔3人組”を結成するのが、ソウル中央裁判所の中年実務官マンドに憑依した“子ども悪魔”。演じたのは「美男<イケメン>ですね」でシネと共演したキム・イングォンだ。

登壇した4人の中で最も演技歴の長いイングォンだが、劇中では“末っ子悪魔”役。「現場で(先輩悪魔役の)シネさんやキム・アヨンさんに会うのが怖かったです(笑)。監督からも“キム・イングォン”のオーラを出すなと言われて。唯一“人間”であるジェヨンが癒やしでした」とちゃめっ気たっぷりに撮影を振り返った。

昨今、女性キャラクター同士のケミにも注目が集まっている韓国ドラマ界。ビンナの助手の悪魔が憑依したコンビニバイトの女の子アロンを演じたアヨンは、今作でのシネとのケミに自信をのぞかせる。「冬の寒い日に初めての撮影があったんですが、私が防寒肌着を着ていなかったんです。そしたらシネ先輩が、車にあった予備の防寒肌着を貸してくださって。その記憶が鮮やかに残っていて、シネ先輩に憧れる気持ちがアロンのビンナに対する目に現れているのではないかと思います」とエピソードを交えて語った。

パク監督「演出をしなければいけないのに見入ってしまった」


悪魔を主人公にしたファンタジーだが、パク・ジンピョ監督が「“人間であることを諦めた殺人者に教化の機会を与える前に、命を奪われた被害者と遺族たちをまずフォローしなければいけない”という言葉を常に念頭に置いて、ドラマを作りました」と語った通り、作品の根底には、犯罪被害者やその家族に寄り添うまなざしがある。

パク監督は「ここにいる俳優さん、特にシネさんが演技をすると、演出をしなければいけないのに、モニターに見入ってしまうことが多々ありました。視聴者の皆さんもその演技に見入ることと確信しています」と俳優陣を称え、作品の仕上がりにも自信をのぞかせていた。

パク・シネが主演を務める「悪魔なカノジョは裁判官」は、ディズニープラスのスターにて毎週金・土曜に1話ずつ配信中(全14話)。

◆文=ザテレビジョンドラマ部