航平は息を切らしながら途切れ途切れに「このまま別れたら二度と会えない気がして。もう俺は一人じゃないよ。向こう側にも居場所があるって分かったから。太一が俺にそれを教えてくれたから。それでもやっぱり俺は太一と一緒にいたい」と伝える。そして、「我慢しようと思ったけど、やっぱりダメだ。友だちとしてじゃなくて、好きだよ、今でもずっと太一のことが好きだ」と航平は必死に訴える。
また、こんなこと言ってごめんと航平が謝ると、話を聞いていた太一は「そうやっていつも先に謝んなよ。俺だってお前のこと好きなのに、ずっと会いたかったのに」と言う。航平が「今言ってるのって俺のこと? 本当に? 冗談じゃなくて、俺の聞き間違いじゃなくて…」と不安がって何度も確認すると、太一は「好きだ。好きだ、航平。何度でも、全部お前に届くまで言ってやるから」と言って航平を抱きしめる。航平は涙を流しながら抱き返すのだった。
不器用な2人の思いがやっと通じ合い、ストレートな言葉で確かめ合うようすに胸を撫で下ろしながら涙が止まらなくなった。SNSでも「気持ちが通じ合って本当に良かった」「温かくて優しくて丸ごと抱きしめたくなるような大好きなドラマだった」「ハグに痺れた…最高のクライマックス」と感動の声が寄せられるとともに、「続編もドラマ化してほしい」「是非2期でリミットもお願いします!」と続編を希望する視聴者も少なくなかった。
◆構成・文=牧島史佳
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