「美男<イケメン>ですね」でブレークした韓国の国民的女優パク・シネとは? 最新ドラマで“美貌の悪魔”を体現<悪魔なカノジョは裁判官>

2024/09/27 11:10 配信

ドラマ コラム

「悪魔なカノジョは裁判官」場面写真(C) SBS & Studio S All rights reserved

9月21日に独占配信が始まった韓国ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」で“美し過ぎる悪魔”カン・ビンナを演じるパク・シネ。日本では、2009年の大ヒット韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね」の紅一点・ミニョ役でよく知られる彼女だが、実は子役出身で韓国では国民的女優の一人として今も変わらぬ人気を集めている。子役時代から愛くるしいルックスと高い演技力で韓国ドラマ界のトップを走ってきたパク・シネのキャリアを、あらためて振り返る。

13歳でドラマデビュー


1990年2月18日生まれ、現在34歳の彼女のドラマデビューは13歳のとき。韓国で最高視聴率45.3%をたたき出した大ヒットドラマ「天国の階段」(2003年)で、チェ・ジウ演じるヒロイン・チョンソの子ども時代を演じた。

初めてのドラマ出演だったにもかかわらず、涙を流すシーンなど難しい演技もしっかりと演じ、この年の「SBS演技大賞」子役賞を受賞。その後も中学、高校時代を通してコンスタントにドラマ出演を重ね、マクドナルドやポカリスエットといった大手企業のCMにも度々登場するなど、人気子役としての地位を確立した。

そして大学進学後、19歳のときに出演したのが「美男<イケメン>ですね」。シネは、双子の兄ミナム(シネ/2役)に代わって人気イケメンバンドA.N.JELLに加入するヒロイン、コ・ミニョを演じた。

見た目は天使のようだが性格にクセありのリーダー、ファン・テギョン(チャン・グンソク)と反発し合いながらも徐々に引かれ合っていく姿はアジア中にキュンを振りまき、ドラマは大ヒット。日本や台湾でもリメークされるなど注目を集め、シネも「SBS演技大賞」ニュースター賞とベストカップル賞(チャン・グンソクと共に)を受賞。この作品を機に子役から大人の俳優へと脱皮を果たした。

「悪魔なカノジョは裁判官」制作発表会見より(C) SBS & Studio S All rights reserved


「相続者たち」「ピノキオ」…ヒット作を連発した20代


早くから俳優としての才能を開花させてきたシネだけに、その後も多くのヒット作を生み出している。

名門私立高校で身分の差に抗おうとする高校生たちの恋模様を描いた2013年のドラマ「相続者たち」では、財閥家の御曹司キム・タン(イ・ミンホ)と恋に落ちる家政婦の娘チャ・ウンサンを演じた。ドラマは同時間帯トップの視聴率を記録し年末の「SBS演技大賞」では9冠を受賞する大ヒット作となり、ヒロインを務めたシネは優秀演技賞と10大スター賞を獲得。さらに、相手役のミンホと共にベストカップル賞も受賞した。