「現場の雰囲気は本編とは真逆」ドラマPが明かす、松下奈緒らキャスト陣の魅力&リメークへの思い<スカイキャッスル>

2024/09/26 17:15 配信

ドラマ

松下奈緒の「180度違う顔を見てみたい」とオファーを


ーー豪華キャストが勢ぞろいしている点も見どころの一つかと思います。キャスティングについてのこだわりを教えてください。

ルックを合わせようというつもりは全くなく、原作のキャラクター性を大切に、そこは変えずに描こうとしていたので、それに合うキャストの方々に集まっていただきたい、とキャスティングさせてもらいました。結果として、GP帯で主演を張るような豪華な方々が一堂に会してくださって、とてもありがたい限りです。

ーー具体的なキャスティング理由もお伺いできますか?

松下さんというと、クリーンで清廉潔白、清涼感があって爽やかというパブリックイメージがあるかと思います。実際もその通りでとても気持ちがいい方で、本当にすてきな俳優さんです。だからこそ、180度違う顔を見てみたいということでオファーしました。なので、紗英に関しては悪役に合うような方をキャスティングしたわけではなく、逆をやったらどのような化学反応が起きるのだろうという期待のもと、お声がけさせていただきました。

ご本人も、僕らが面白がっていることを一緒に面白がってくださり「じゃあやってみよう」と。パブリックイメージと真逆のせりふや表情を毎話見せてくれているので、狙いがバチっとハマっているし、松下さん自身もとても楽しそうに現場にいてくれたので良かったなと思っています。

木村文乃さん演じる泉は、実直で曲がったことが嫌いというキャラクターです。これはご本人のイメージにぴったりだと感じ、豪華すぎるとは思いつつも2番手でオファーし、ご快諾いただきました。

そして九条は、今となっては小雪さん以外考えられないほどハマっているかと思います。ミステリアスで物語のキーパーソンとなる役を、思い切って小雪さんにお声がけさせていただいたところ、原作を元々見ていて九条の役もとても好きだとおっしゃっていて。完成されているものに入り込むのはプレッシャーだと話されていたのですが、「そこを一緒にやっていきましょう」ということで演じてくださっています。

ーー撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか?

なかなかメインキャストの5名が一堂にそろうシーンは少ないのですが、それぞれが現場で一緒になった際はとても楽しそうで。現場の雰囲気は本編とは真逆で、カットがかかった瞬間に笑いが起こっています。

基本的に「本番、よーいスタート」で撮影が始まるのですが、“よーい”くらいまではまだオフの顔でケタケタ笑っていて。ですが、スタートの瞬間にキリッと顔が変わり、凄まじい芝居が始まるんです。集中力が素晴らしいからこそ、オンオフが効いていて、いいお芝居が撮れているのだと思います。

ずっと張り詰めた空気だと、逆にあれほど角が立つ芝居にはならないと思うので、そこのバランスがとてもいいですね。ムードメーカーの松下さんと比嘉さんを中心に、ずーっとみなさんで楽しそうにお話をされています。