――その「動物戦隊ジュウオウジャー」で学んだことは?
演技のこともそうですけど、何も知らないまま参加したので、たくさんの方にお世話になりました。
現場では、寺島(進)さんの演技をずっと見ていて、喜怒哀楽の表現などを勉強。 南羽翔平くんも親身に相談に乗ってくれて、すべてのことをイチから学んだような気がします。「ジュウオウジャー」は、私の成長になくてはならないものでしたし、とてもいい経験になりました。
――そして、今回の「ふたりモノローグ」では、福原遥さんとW主演!
学園ものでギャルの役をやってみたいと思っていたので、このお話を頂いた時はうれしかったです。「ジュウオウジャー」で演じたセラは、どちらかというとクールな感じのキャラクター。今回、私が演じる御厨みかげは完全にギャルなんです。
なんか、すごくぶっ飛んでる感じ(笑)。セラとは正反対ですね。自分の友達にいたら、強烈過ぎてどう接したらいいか困っちゃうと思います。それぐらい、ハジけているキャラクターですね。
――ドラマのタイトルにも入っていますが“モノローグ”が多い芝居は大変でしたか?
モノローグで物語が進む芝居は、ものすごく難しい。遥ちゃんのモノローグが終わって、私の番が来るんですけど、そのタイミングがよく分からなくて。表情の作り方に関しても、せりふを声に出すときと喋らないときでは、表現の仕方が変わってくるんです。
どうすればうまく伝えることができるのか。現場では監督と話し合いながら、1つ1つ作っていきました。
――監督から何かリクエストはありましたか?
最初の頃、モノローグのせりふに合わせて表情を作っていたんですけど、監督から顔の動きが多過ぎると言われて。なるべく、表情がうるさくならないように心掛けました。それが、一番難しいんですけどね(笑)。
「ジュウオウジャー」の時は、全然表情がないと言われたこともあったので、あらためて作品ごとに求められることが違うんだなと思いました。どちらかというと今回は、顔の動きを減らしていく作業が多かったような気がします。
――ひなた役の福原さんとは、演技のことで話し合ったりしたんですか?
モノローグのきっかけについて、いろいろ話しました。例えば、ちょっと手を握るとか、二人だけが分かるサインを決めて、モノローグの終わりのきっかけを教え合ったりして。私たちだけの秘密のつもりでやっていたんですけど、どうやら監督には見抜かれていたみたいで、さすがだなと思いました(笑)。
――福原さんの印象は?
お芝居の経験が豊富なので、目の動き1つにしても「すごいな~」と思いながら見ていました。そんなふうに動かせば驚いたような表情になるのかと、勉強になることが多かったです。あとは、単純にかわいいなって(笑)。撮影期間中は、ずっと一緒にいました。ちょっと天然なところが魅力的で、癒やされっ放しで。
実は誕生月が同じ8月なんですよ。だからと言うわけではないと思うんですけど、考えることが一緒だったり、監督から何か言われて「了解しました!」って返事するタイミングも同じ(笑)。変に気を使わなくてもいい関係だったから楽でしたね。
10月9日(月・祝)スタート
毎週月曜夜10:30~AbemaTV Specialにて放送
【HP】https://futamono-drama.jp/
■柳美稀PROFILE
【HP】http://www.oscarpro.co.jp/#/profile/entry/81877