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オランウータンに求愛された!? 西村雅彦の赤道1周旅がついに完結!

2010/01/25 19:45

「地球を“小さい”と思ってみれば、気軽に何かできることがあると思えるのではないでしょうか」と熱くメッセージを語った西村雅彦
「地球を“小さい”と思ってみれば、気軽に何かできることがあると思えるのではないでしょうか」と熱くメッセージを語った西村雅彦 (C)CBC

TBS系で、1月30日(土)に放送されるドキュメンタリー番組「赤道大紀行 最終章」の制作発表会見が19日、都内で行われ、出演者の西村雅彦とプロデューサーの藤井稔氏が出席した。

同番組は、'07年に制作がスタート。旅人の西村が、目には見えない赤道をたどり、“地球の現在”や“人類の未来”について伝える紀行ドキュメンタリー。「南米横断編」('08年)、「アフリカ編」('09年)に続き、3作目となる今回で完結を迎える。今回の舞台は東南アジアと南太平洋。マレーシアやインドネシアなど過去最多となる5カ国を巡る西村の姿を追う。

地球1周全長約4万kmの赤道をたどるというかつてないテーマの旅は、全80日のロケを終え、総移動距離は約12万kmにも及んだ。西村はスタート時を振り返って、「最初はヘラヘラ笑ってやればいいやっていうところもあったんですが、最初に行ったブラジルで打ちのめされました。これはきちんと向き合っていかないと暮らしている方々に失礼だなと。赤道といえば、暑い。でも、行った先では常にそこに暮らす人の笑顔があり、生きていく上でのたくましさをもらいました」と長旅を終えての意識の変化を語った。

また、今作では、インドネシア・ボルネオ島にある国立公園を訪れた西村に対し、野生のオランウータンの母親が自ら腕を回し手を握ってくるというシーンも。野生のオランウータンがこのような行動を取ることは珍しく、西村は「この地球上でオランウータンに求愛された男は、おそらくこの西村だけではないでしょうか。もしも彼女に言葉が話せたなら、きっと“好きだよ、おまえ”と言われていたでしょう(笑)。こんなことは初めてで、何だかつながったような気がしてすごくうれしかったです」と貴重な体験に感動した様子。

さらに西村は、マレーシアにある東南アジア最高峰・標高4000mを超えるキナバル山の登頂にも挑戦。登山は初体験ながらも1泊2日の行程を経て、山頂からの美しい日の出を目にしたという。「心から、この景色を子どもたちにも見せてやりたい。地球はこんなにも美しいんだと伝えたい」と語り、旅の中で最も印象深かったエピソードとして挙げた。

赤道直下の国々は、世界が引き起こす環境問題の影響が直撃している。西村は「(3年の間に)暑さが厳しいものになってきたというか。そこに住む人たちの生活が切迫しているというか。そういう現状を目の当たりにして、悲しくなりました」と体感した温暖化の現状について言及。続けて、「地球は“大きい”と思っていました。でも、ちょっと待てよ、と。自分のちょっとしたことが、遠くの土地に影響を及ぼしている。地球を“小さい”と思ってみれば、気軽に何かできることがあると思えるのではないでしょうか」と熱いメッセージを送った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「赤道大紀行 最終章」
1月30日(土)昼2:00-3:24 TBS系で放送

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