映画「あさひなぐ」出演の若手女優・樋口柚子「撮影は部活みたいで“ザ・青春!”を味わえました」
妹・日奈と一緒に劇場に見に行く約束しています!
――乃木坂46・樋口日奈さんは妹さんですよね、柚子さんの「あさひなぐ」出演に関しては何かおっしゃっていましたか?
「日奈とは一緒に舞台版『あさひなぐ』を見に行ったんですが、『一緒に出られたら良かったね』と話していたくらいなので、今回の映画版を楽しみにしてくれていて。一緒に劇場に見に行く約束はしています。日奈とは1歳しか違わないので、かわいい妹でもあるし、友達のような存在でもあるんです」
――一緒に旅行にもいらっしゃるとか。仲良し姉妹なんですね!
「妹が乃木坂46のオーディションで最終選考に残ったのと、私が事務所に声をかけていただいたのがほぼ同時期だったんですよ。アイドルのお仕事は大変そうなのも分かるので、尊敬もしつつ、お互いに頑張って、高め合っていけたらいいね、というのは話しています。2人での共演は未経験なので、いつかできたら…夢ですね」
――柚子さんが女優を目指そうと思われたきっかけは?
「市川拓司先生の小説が大好きで、全作品読んでいるほどファンなんですが、中学生のころ『いま、会いにゆきます』の小説を読んでから映画を見たのですが、私が想像していた通りの実写化で、それにすごく感動したんです。竹内結子さんのお芝居にも…これだけの世界観を体現できるお仕事ってすごいな、と思って。それから女優さんになりたいな、と強く思うようになりました」
――実際女優業を始めてみて、どうですか?
「以前は、明るくて元気な役が自分には難しいかもという苦手意識があったのですが、最近は、苦手なことは難しく考えすぎないようにしたら、視野が広く持てたというか。共演の皆さんとの掛け合いの中で自然に役なれるものなのかも、と思えてきました」
――元気な役に苦手意識があった? つまり、自己分析ではおとなしい性格ということなんですね。趣味は読書、とも聞きましたが。
「決してにぎやかな方ではないですね(笑)。本はやっぱり市川先生の世界が好きで、純愛ファンタジーというか、きれいな世界にひたりたい!というところがあるかも。『いま、会いにゆきます』に出てくるような、お花畑も大好きで、最近母と長野に旅行に行ったときには、コスモスの美しさに気づいたんです」
――その感性は…女子力高めですね! ほかに趣味や、ハマっていることは?
「ミシンや裁縫が好きで、本に合ったブックカバーを作るのにハマっています。市川先生の本に合うカバーを作ろう!と思ったのが最初のきっかけで、それ以降は『ミステリーを読む時はこれ』とか決めて自作しています。ずっと家にいますね(笑)」
――本当に、市川拓司さんがお好きなんですね。先生の作品に出演するのも夢の一つ?
「そうですね。先生の作品に限らず、あぁいう、透明感のある作品に出会えたらうれしいです。また恋愛ものだけでなく、日常の中にある温かさを描くような、ほっこりするような作品に出られたらうれしいです」
【プロフィール】ひぐち・ゆず='96年6月8日生まれ。東京都出身・O型。'11年映画「愛のしるし」で主演デビュー。「咲-Saki-」はドラマ版('16~'17年TBS系)と映画版('17年)両方に出演。
映画「あさひなぐ」
原作=こざき亜衣/脚本・監督=英勉/西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花ほか
元美術部の旭(西野)は高校入学と同時に薙刀部に入部。強くて美しい2年生・真春(白石麻衣)に憧れる。なかなか成長できないがライバル校のエース・寧々(生田絵梨花)が出現し、変化をもたらす。