11月23日(木・祝)に公開される、菅田将暉&桐谷健太のW主演映画「火花」が、菅田と桐谷の2人が歌う「浅草キッド」に決定。共に歌手としての実力も定評がある2人が、ビート武の名曲で映画のラストを飾る。
「火花」は、漫才の世界に夢を持って身を投じるも結果を出せず底辺でくすぶっている青年・徳永と、強い信念を持った先輩芸人・神谷が出会い、現実の壁に阻まれ、才能と葛藤しながら歩み続ける青春物語。
原作は、ピースの又吉直樹の初純文学作品にして、「第153回芥川賞」受賞作であり、実写化に当たって又吉の先輩・板尾創路がメガホンを取り映画化される。菅田・桐谷の他、木村文乃、川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己、加藤諒ら個性豊かなキャストが脇を固める。
ことし、グリーンボーイズの一員として、GReeeeNの名曲「キセキ」を歌い、auのCMソング「見たこともない景色」で華々しくソロデビューを飾り、2ndシングル「呼吸」も発売されるなど、歌手としての活動でも目覚ましいものがある菅田。
そして昨年「海の声」で第58回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した勢いそのままに「第67回NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)にも初出場を果たした桐谷が、主題歌でも夢のタッグを組むことに。
今回の主題歌「浅草キッド」は、いつか売れる日を夢見てもがく若手芸人の気持ちをつづったビートたけしの名曲のカバー。ぜひこの曲で映画のラストを飾りたい、という板尾監督たっての希望にて実現した。
8月下旬に行われたレコーディングでは、劇中の神谷と徳永のように桐谷が菅田をリードしながら2人で何度もテークを重ね、丁寧に歌い上げた。
主題歌決定に際し、菅田は「桐谷さんと2人で歌えることに加えて、楽曲も『浅草キッド』ということで、何てぜいたくなんだと思うとともにすごくワクワクしました。撮影が終わってしばらくたちましたけど、2人で向かい合ってのレコーディングで、その時の情熱や、徳永と神谷の関係性を思い出して熱い気持ちになれました」と、感無量の様子。
一方、桐谷は「ビートたけしさんの名曲を歌うと聞いて本当に嬉しかったです。関西人の二人が、東京の芸人さんの歌を歌うというのも感慨深いです。ビートたけしさんが作られた曲なので自分の持っているものを全部出しきって飛び込んでいきました。一緒に歌っているとどんどん流れができていく感じなので、一曲通して楽しんでいただきたいです」と、自信たっぷりにアピールした。
夢に向かって生きた2人の芸人の人生にそっと寄り添うような、切なくも力強い主題歌が、映画「火花」のラストを華々しく彩る。
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