一方、詐欺師チームの一員の森川はチームの“ボス”を演じた岡田が欠席ということで少々寂しそうだったが、岡田と共演しての印象を「ボスなんですけれど、現場ではボス感がないボスというか(笑)、まとめているようで、まとめてないように見えて…うまく誘導されているという感じで、不思議な方という印象でした」と語る。
同じく詐欺師チームの一員を演じた後藤は、錚々(そうそう)たる俳優陣との共演について「皆さん、くせ者ぞろいでしたけど、内野さんには一緒のシーンで『ここはこうしようよ』という感じで積極的に指導していただきました。また、現場が押しているときに僕がテンパっちゃったときがあったのですが、そのときに小澤さんが『裏に行って稽古するぞ』と言ってくださって、意外とこういう一面があるんです(笑)」と感謝。
詐欺のターゲットとなる“脱税王”を演じた小澤は「そんなことあった?覚えてない(笑)」ととぼけつつ、「皆さん、知的な詐欺師なんですけど唯一、後藤は体力派で、僕とぶつかりそうになるというシーンのリハーサルで、軽トラックにぶつかったくらいの衝撃で(笑)、僕は身体が大事なので『稽古やろうか』って言ったんです」と照れくさそうに語る。
上川は、印象的だったこととして撮影前の詐欺師チーム全員での本読みに言及。役になり切って、即興で脚本の“先”のことを演じるエチュードをやったそうで「キャラクターの頭で考えたせりふを出すというのが印象的で、それがそのまま作品に生かされる形で準備ができてありがたかったです」と述懐。
詐欺師チームの一員で、闇金のボスを演じた真矢は「ボスなので、どこでドスを利かせようかと思っていたら、監督に『そのままで静かにいていただければ十分なので』と言われたのが1番のアドバイスでした(笑)」と明かし、さらに「1番現場で動いてらっしゃるのが監督で、私はずっとADさんだと思ってました(笑)」とまさかの告白。
そんな真矢の娘を演じた鈴木は「ミキさんはすてきな気配りの神様みたいな人で、初めてお会いしたとき、『あのね、私たちはニコイチみたいな役なので、お互いに支え合っていきましょうね」ってほれてしまうような言葉をいただきました」と明かす。ちなみに、2人は仲を深めるべく初日から飲みに行ったそうで、真矢は「2人でずっと酔っぱらってました」と楽しそうに振り返っていた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)