内野に起こった予測不能な出来事「ドキドキしています」
この日の舞台あいさつでは“予測不能”な展開の本作にちなんで、“最近あった予測不能な出来事”について話を聞くことに。内野は「この映画が皆さまの心に届くのか?ヒットするのか?そうでもないのか? コケるのか?予測不能でドキドキしています」と語ったが、この日の昼に都内の映画館に様子を見にいったという上田監督から盛況だったと聞かされて、ホッと安堵(あんど)の表情を浮かべる。
真矢は「最近の天気です。一昨日、寒かったので今日はすっごいダウンを着てきたら汗だくですよ(苦笑)。皆さんもお気をつけて!」と呼び掛ける。
森川は「この映画、すごいキャストが豪華じゃないですか?大先輩方がすごく多いし、申し訳ないけど仲良くなることないだろうと思っていたんです。先輩と現場でお話をするのは緊張するし、時間もないだろうと…。そうしたら、現場で予測不能なことに、まさか仲良くなって、小澤さんがみんなに連絡して、スケジュールを合わせてくださって、みんなでごはんに行くこともありました」と、うれしい予測不能な展開を明かす。
内野の言葉に上田監督が感極まる
最後に、内野が「これでもかってくらい打ち合わせ重ねて、とにかく面白い映画を作るって一心で、現場でもけんけんがくがく…真矢さんが『ワークショップみたいだね』っておっしゃっていたくらい、本当に新鮮な現場で、みんなでアイディアをし合った手作り感覚のある現場でした」と明かす。
続けて、完成した映画について「面白い映画になったのかな?と思っていたんですが、自分で見ても『さすがだな、上田監督!』というところもあったので、期待して見てください!」と、これから映画を見る観客に力強く語る。
最後にマイクを握った上田監督は内野の言葉に感極まったのか、目に涙を浮かべ、声を詰まらせながら「内野さんとは、3年ぐらい前から何回も何回も脚本の打ち合わせやリハーサルを重ねて、クランクインの前日に電話をいただいて、最初は(内野さんが演じた熊沢は)メガネを掛ける設定はなかったんですけど『今、メガネ屋にいるんだけど、このメガネとならやれそうだ』と。本当にカチンコが鳴る瞬間ギリギリまで、もっと面白くできないかと全員に思っていただきました。ずっと長い間一緒にやってきてくださった内野さんに、あらためてありがとうと言いたいです」と感謝の思いを口にする。
小澤は、その横で涙を拭うしぐさを見せて笑いを誘うが、内野は上田監督について「非常に情熱的で、すぐに涙を流すんです(笑)。不撓不屈の精神、是が非でも良い映画を作りたいという情熱から生まれた映画なので楽しんでください!」と語った。
上田監督も「とにかく、お客さんを徹底的に楽しませてやろうと思って作った作品です。このフィクションが、皆さんの現実を生きるエネルギーになればうれしいです。120分、思い切り楽しんでください!」と話し、温かい拍手の中で舞台あいさつは幕を閉じた。
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