衿の行方の手掛かりを探す涼は、衿が使っていたクローゼットの中から大量の名刺を発見。それは「代表取締役」やら「CEO」やら、企業の重役の名刺ばかり。真相を知りたかったはずなのに、不可解な点ばかりが目につき、かつて心を通わせ合った衿の姿は遠のくばかりとなる。
涼の連絡先はどうやら衿からブロックされたようで、律が電話をかけると相手は電話に出て、そこから“汐崎村”という村内アナウンスが聞こえる。律はせっかく手がかりがつかめたのだからと涼の背中を押し、2人で汐崎村に向かう。
役場に行った涼と律は村内アナウンスをしてもらうことになり、涼はアナウンスで「お願い、出てきて」と衿に訴えかける。夕暮れまで待っても衿は出て来ず、ここに泊まることにするという涼に律は付き合うことにする。
宿は一部屋しか空いておらず、2人は部屋で昔話に花を咲かす。談笑した後に涼は「笑う気分じゃなかった」とぽつり。律は「いいんじゃない、笑っても。涼が罪悪感を覚える必要はないんだよ。だからいいんだよ」と言ってなぐさめる。
翌朝、涼と律がまた役場に放送してもらえるか聞いてみようと相談していると、役場の放送をイタズラしている女児の声が聞こえる。涼と律が役場に行くと女児の母親であろう人物が赤ちゃんを抱っこしながら、迎えに来ていた。帰ろうとする母親を涼が見て「衿…?」と声をかける。律が驚いて「衿なの?」と聞くと、衿は「見つかっちゃった」と笑うのだった。
ついに念願の衿が見つかるが、その状況と表情に胸がざわざわとした。SNSでは「ラスト衿ちゃん出てきてびっくり」「微笑みが悲しい」「めっちゃ美人ママ」と視聴者のコメントが寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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