コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、蔵人幸明さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「まりも兄弟の茶飯事」だ。11月29日時点で1万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は、原作を蔵人幸明さん、作画をイトノコさんが担当されている作品で、「週刊少年チャンピオン」で連載中だ。今回は作者のお2人に制作の背景を伺った。
三つ子の弟が抱える兄達の秘密とは…
主人公の鞠茂参吾(まりもさんご)は、いたって普通の男子高校生。
実は三つ子であり、長男・壱吾(いちご)は高校生ながら今1番注目を集める注目芸人の『苺』、
次男・弐吾(にご)はタレントや俳優業をこなす国民的アイドルグループのひとり『Ni・Go』だ。
母は仕事が忙しくなかなか家に帰ってこない。
そのため、家事は3人で分担する約束だったが、9割方の家事を参吾がこなしている。
参吾の願いは静かに平穏な日々を送ること。
学校では苺とNi・Goと兄弟ということを隠して生活していた。
そんな三つ子が繰り広げる思わずクスっと笑えるハートフルコメディ漫画である。
実際に漫画を読んだ人達からは「これは面白すぎるぞ…」「テンポもよくてサクサク読めるし面白かった!」「みんな読んでほしい」「こっちの方面で来たか!」と、いった声があがっている。
今回は、作者・蔵人幸明さんとイトノコさんに『まりも兄弟の茶飯事』の制作について話を伺った。
作者・蔵人幸明さんとイトノコさんの創作背景とこだわり
――「まりも兄弟の茶飯事」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
蔵人幸明:芸能人の兄弟がいたら人に打ち明けるか隠すかという疑問から生まれました。
はじめは三つ子ではなく年の離れた三兄妹の設定でした。
――「まりも兄弟の茶飯事」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
イトノコ:沢山ありますが、特に参吾の表情でしょうか…!
蔵人先生のネームの表情を参考に描いていますが、初めて描く面白い表情が沢山で、いつも笑いながら描いています。
――今作で特にお気に入りのシーンやセリフがありましたらお教えください。
蔵人幸明:2話目ですでに参吾が一番秘めた力があるのでは?と思わせるところですかね。
話が進むにつれだんだん顕になってきます。
イトノコ:私は元々ラブコメが大好きなので参吾と香宗我部さんのシーンはそれだけで嬉しいです笑。
1、2話の中ですと、参吾にも個性あるよと根拠なく励ます香宗我部さんのシーンが大好きです。
――今回多くの読者から反響がありましたが率直なお気持ちをお聞かせください。また読者からのコメントや感想で印象に残っているものなどありますでしょうか?
蔵人幸明:多くの反応をいただいたことは本当にありがたいです。
皆さん三兄弟の関係性が良いと仰ってくれてて、自分もそこにこだわって描いていたので伝わっていて嬉しいです。
イトノコ:すごく嬉しいです。蔵人先生からいただくネームがいつもとても面白いので、自分の作画でちゃんと面白さが伝わるのか不安もありますが、反響をいただけたことで「ちゃんと面白さを共有できてる!」と思うことができました。ありがとうございます!
もっと三つ子のことを知りたいというご感想をいただいた時は、「分かる!私も!」となりました笑
――今後の展望や目標をお教えください。
蔵人幸明:たくさん巻数を重ねてもっと三兄弟の魅力を描いていきたいですね。
イトノコ:なるべく長くたくさん楽しいまりも兄弟たちを描きたいです!
そしてSNSでの自主連載との両立をちゃんとできるようになりたいです…!
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
蔵人幸明:この物語を描く上で楽しみの一つが三兄弟を取り巻くキャラを作ることです。
現在でもすでにたくさん出てますが、これからも三兄弟を凌駕し脅かすくらいの個性キャラをどんどん出していきますのでどうぞ見守ってあげてください!
イトノコ:私も半分くらい読者寄りの感覚でいるので、今後も読者の皆さまと近い感覚で一緒に楽しめたら嬉しいです!
『まりも兄弟の茶飯事』を読む
■作者X(旧Twitter):蔵人幸明[@kurando50]
■作者X(旧Twitter):イトノコ☼[@misokooekaki]
■公式X(旧Twitter):『まりも兄弟の茶飯事』公式[@marimobrothers_]
■チャンピオンクロス:『まりも兄弟の茶飯事』