尾形貴弘「神社でダメですよねミッションとかね!」凶悪すぎる石畳のツボ押しエリアに悲鳴が轟く<パンサー尾形のどんぶり旅>

2024/11/29 18:02 配信

バラエティー レビュー

「パンサー尾形のどんぶり旅」※提供画像

パンサー尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>]、翌週朝7:00-7:29[BSフジ])が、11月30日(土)に放送された。パンサー尾形貴弘が、ニッポンの名物どんぶりを求めて全国各地を巡る同番組。今回は埼玉県・川越市でどんぶりを探していく。

全力でサンキューを伝えながらお参りをする尾形


今回の舞台は埼玉県・川越市。生憎の雨、メインストリートを歩いて行く尾形。最初にやってきたのは「川越熊野神社」で、世界遺産にも指定されている和歌山県の熊野本宮大社から分祀されたという歴史と由緒ある神社だ。

宮司の岡本行雄さんから案内を受けつつ、熊野神社の御社紋の八咫烏(ヤタガラス)の像が祀られている「むすひの庭」へ向かう尾形。そこには八咫烏を象った石があり、その前には水晶が並べられていた。岡本さんから教わった作法を守りつつお参りを済ませた尾形は、水晶に触れると八咫烏様からのお言葉をいただけると案内される。

「神恩感謝」「縁結び」「開運」の3つの水晶から1つ選ぶように促された尾形は「ローンがある」ということで「開運」の水晶に触れてみる。すると、液晶画面には「ただ神仏を信じ自分に恥じない日々を尽くせば前途は明るい」と表示が。ストレートに胸を打つアドバイスだったようで、その言葉を真摯に受け止める尾形だった。

続いて金運に興味があるという尾形に岡本さんが案内してくれたのは、弁天様の社。お参りと済ませたあと、備え付けのざるにお金を入れて柄杓ですくったお水で清める。そうして文字通り“浄財”となったお金を持ち帰るのだそうだ。小銭やお札だけでなく、なかにはクレジットカードなどを入れる参拝客も多いとか。尾形も「芸事がもっともっと面白くなりますように!」とお祈りを捧げながら、お金とカードを清める。

同神社にはさらに見どころがあるらしく、続いて向かった先にあったのは「足踏み健康ロード」。石畳の脇にツボ押しの石などが並んでおり、「なんですかこの罰ゲームみたいな!」と眺めていた尾形にイヤなタイミングでミッションが発令する。「神社でダメですよねミッションとかね!」と岡本さんに助けを求める尾形だったが、「番組の企画ですから」と無情な笑顔が返ってきてしまう。

ミッションは「39秒で石畳をゴールせよ!」。裸足になった尾形は「痛ぁーっコレ!尖ってるって!!」と痛みに悶えながら進んでいく。しかしゴール直前で転んでしまい、ミッションは失敗に終わる。転んだ際に全身がツボ石に乗ったこともあり、「苦行ですねこれ!」と訴える尾形。すると岡本さんからせめてもということで八咫烏の導き守りがプレゼントされ、なんとか神社でのお参りを済ませるのだった。

歴史ある川越のクラフトビール屋で思わぬこぼれ話


神社を出て商店街についた尾形は、街に並ぶ店を見学しながら歩いていく。やがてたどり着いたのは「川越アートカフェ エレバート」。大正時代に建てられた建物で、川越市の指定文化財にも登録されているお店だ。川越で誕生した「COEDOビール」というクラフトビールが味わえるという同店に、興味津々で入っていく尾形。

6種類あるレギュラーメニューのなかから尾形が選んだのは、1番最初に作られたいわば“発祥のクラフトビール”「COEDO 紅赤-Beniaka-」だ。大グラスで注文した「COEDO 紅赤-Beniaka-」を待っていると、お店の方から同店にはパンサーのメンバー・菅良太郎も来店したことがあるというこぼれ話が飛び出す一幕も。

お待ちかねの「COEDO 紅赤-Beniaka-」が到着すると、さっそく豪快に飲む尾形。川越の紅赤芋を使用したことで豊潤な甘みと深い味わいを得た同ビールを、尾形も「苦みが良いッスね!美味しいわ…嫌な苦みじゃなくね、スッキリした苦み」と絶賛するのだった。

その後も「COEDO 白-Shiro-」などを注文し、約1.2リットルを飲み干した尾形。ようやくどんぶり探しに本腰を入れると、商店街の中でも入口に行列ができていた「うなぎ傳米」が目に留まる。創業から60年以上の老舗で、絶品うなぎが大人気の同店。店舗のスタッフ・石田渓介さんに案内をしていただきつつ、明治11年に薬屋として出来た建物の雰囲気を堪能しながら3大ブランドうなぎの1つ「坂東太郎」を注文する。

運ばれてきた「坂東太郎」のつやのあるお重を前に、当然ながら恒例のミッションがスタート。「8000円だよ!?そんなしょうもないことしていいの!?」と怒る尾形だったが、無情にも「39秒ノーカット食レポを成功させろ!」は止まらない。

「坂東太郎」という名前を気に入ったのか、尾形は「坂東太郎ですわ!ねえ!何者でもない!坂東太郎です!これが!」と必死にアピールしたが判定は失敗に。「もうちょっと身の厚みとか…」と具体的な言及がなかったと言われると、素直に「ああ身の厚みね…いまになってこう…思い出しますわ…」と反省する尾形。

ただ落ち着いた状態で味わうと、「いままでで一番ウマいかも…」と改めて感動の溜息が。さらにタレ好きを自称する尾形のために「60年継ぎ足して作られたお店自慢のタレ」と「普通のタレ」を用意した「利きタレ」をおこなったのだが、これには見事正解。豊かな味わいのタレに、「結局タレなんですよ」と語るのだった。