ABEMAオリジナルドラマ「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」(毎週木曜夜11:00~夜11:43 ABEMA SPECIALチャンネル)のドキドキ度は相当高い。裏社会のどす黒さも、タイ・バンコクでの大がかりな海外ロケやトゥクトゥクを乗り回すアクションの迫力も「これ映画だっけ?」と連続ドラマであることを忘れてしまうほど。
「インフォーマ」シリーズは、政治、経済、芸能、裏社会にいたるまであらゆる情報に精通し、社会を裏であやつる謎の情報屋、通称“インフォーマ”木原(桐谷健太)と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者の三島(佐野玲於)の“異色のコンビ”を軸にくり広げられる本格クライムサスペンス。2023年にカンテレ系で放送されたシリーズの最新作だ。
三島は、世間を騒がせる「闇バイト殺人事件」の黒幕を調べるために、編集長の命でタイ・バンコクへ飛ぶことに。そこで三島を待ち受けていたのは、2年前の「火だるま殺人事件」で三島に地獄を見せた木原だった。木原に翻弄されながらも取材を進める三島。そして2人の前に、インフォーマを名乗る謎の男・鬼塚(池内博之)が立ちはだかる。木原と三島は、「闇バイト殺人事件」で盗み出された“謎のブツ”をめぐり、鬼塚、そして現地マフィアと壮大な情報戦に巻き込まれていく。
同じく「闇バイト殺人事件」の黒幕を追う警察では、異例の捜査体制が組まれ、警視正・高野(二宮和也)の陣頭指揮のもと捜査が進められることに。この事件の裏に潜む“巨悪”とは、いったい何なのか、を描いていく。
三島は木原に「おいこら、ポンコツ」とこき使われ、銃撃戦に巻き込まれて踏んだり蹴ったり。SNSには佐野のショットグラスで酒を一気飲みするシーンや全裸で刑務所にぶちこまれるなどの体当たりな演技を称賛する声も上がっている。木原のどう見てもカタギではない見た目と気の強さにビビりながら見続けるうちに、「闇バイト殺人事件」の真相も気になっていく。11月21日配信の第3話で、タイでマッサージ店を営むトビオ役としてスカートを履いた山田孝之が登場、また前作で死亡したと思われたキム(一ノ瀬ワタル)が再び現れて話題に。11月28日配信の第4話では、ついに物語のカギとなるマイクロチップの奪還に成功、ここからどんな展開になっていくのかは未知数。クセ強で濃厚なサスペンスを望む方におススメである。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)