アンジュルム・川村文乃、日本武道館にて卒業公演を開催「頑張ってよかったなと今は思えています」

2024/11/29 14:06 配信

アイドル

川村、アンコールでアンジュルムは「たくさんの愛を教えてくれた」


“文乃コール”を受け、ライトパープルのドレスをまとった川村が登場。ドレスはデザイナー・タナカダイスケ氏が手掛けたもので、ライブのタイトルにもなっている“キラキラ”や魚のモチーフなど、川村が愛するものを詰め込んだ一着だ。また背中の大きなリボンには「今までの思い出をギュッと結んで、背中を押して欲しい」という気持ちが込められているという。そんな特別なドレスに身を包み、ファンひとりひとりと目を合わせるように会場を見渡すと「夢がいっぱい詰まったアイドル生活も終わろうとしています」と卒業前、最後のメッセージを伝え始める。

アンジュルムでの活動は「たくさんの愛を教えてくれた」と語り、逃げ出したくなったときも「ファンのみなさんが大きな愛で包みこんでくれた」と感謝を伝える。「アンジュルムで流した涙はすべて意味のある涙。すべてのことはつながっていて、無駄な経験などない。全力で泳ぎ続けたアイドル人生は唯一無二で、カラフルで、キラキラしちょって、面白くて、頑張ってよかったなと今は思えています」とこれまでのアイドル人生を振り返る。また「これから先、みなさんの日常の中でカツオとかマグロとか、キラキラなものを見かけて、川村文乃を思い出す瞬間があったらうれしい」と笑顔で語りかけ、「幸せすぎる日々をありがとうございました!」と締めくくった。

他のメンバーもライトパープルを取り入れた衣装で登場…「友よ」を歌い上げ最後の挨拶へ


ファンやメンバーへの思いをしっかりと届けると、流れ出したのは「夢見た 15年」。ハロー!プロジェクトに加入する前の活動を含め、アイドルとして過ごした15年は夢で溢れていたこと、そして心からの「ありがとう」をファンに伝えたいという思いからの選曲だ。他のメンバーもライトパープルを取り入れた衣装で登場し、川村を囲みながら「友よ」を歌い上げると最後のあいさつへ。

後藤は涙をこらえながら「川村さんの行動で表してくれる愛でたくさん救われてきた」と話し、下井谷は「一緒に過ごした時間は計り知れないほどキラキラしていて、楽しい時間でした」と優しく微笑む。平山は「川村さんが大切にしてきたアンジュルムを、私も精一杯の力で大切にして、キラキラ輝かせていけるように」とこれからの意気込みを語り、川村を「アイドルであり、先輩でありお姉ちゃん」と慕う松本は「これまでアンジュルムにかけてきた大きな愛を、今度は自分自身に届けてあげてほしい」と長い間グループを支え続けてきた川村を労る。

為永は「川村さんがアンジュルムにいる意味やこれからの活動に楽しみがあることをたくさん伝えてくださったから、今自信を持って活動できている」とその存在に支えられたと話し、川名は「川村さんと過ごした時間が全部幸せで、温かな思い出です」と振り返る。橋迫は「天使のように優しい心に支えられた」とハロプロ研修生時代からともに過ごしてきた時間に思いを馳せ、伊勢は「頑張ったその先にキラキラがあるんだ」と川村の姿に刺激を受け、またお手本にしてきたと語る。上國料は長い間ともに活動し続けてきた仲間へ「大大大好き!愛してる!」と伝えつつ、「これからも隣で歌ってくれたかわむーを思い出しながら前に進んでいけたら」と涙ぐみながらも前を向く。

メンバーからの思いをしっかりと受け取った川村は「みんなからもらった言葉に背中を押してもらって、これからも生きていこうと思います」と改めて思いを語り、「私たちの思いをみなさんにプレゼントしたいと思います!」という曲振りから「スキちゃん」へ。メンバーひとりずつの名前をコールする場面では、ファンが川村への熱い思いを届けようと「文乃がスキちゃん!」と力がこもり、会場は一体に。「46億年LOVE」では新たなスタートを切る川村の背中を押すように、キラキラとした輝きを力強く放ちながらこの10人での最後のステージを届けた。

「ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN『ROOTS』川村文乃 FINAL☆KIRAKIRA☆」より※提供写真