NMB48でのアイドル活動を経て、現在はゼロイチファミリアでタレント・俳優として活躍する横野すみれ。漫画家・月子氏による同名漫画をドラマ化した「バツコイ」(毎週土曜深夜0:00-0:30ほか、BSテレ東ほか/Leminoプレミアムで全話配信中)では、高校教師・砂後谷輝義(渡部秀)の前に現れる美女・鮫島あいかを演じ、水着姿で誘惑する様子がSNSで話題を集めた。舞台2作品に出演した2024年は、同作のほかにもドラマや映画の撮影に参加するなど、俳優業が充実していたという横野。芝居に対する思いや応援してくれる人たちへの感謝、今後の展望などを語ってもらった。
鮫島あいかは「似ている。私らしさを出せるんじゃないかなって(笑)」
――本作への出演が決まった時の心境を聞かせてください。
すごくびっくりしました。ドラマへの出演経験は少ないので、うれしかったです。私が演じる鮫島あいかは、島育ちの明るくてピュアな女の子。東京に憧れを持っているところが、私と似ているなと思いました。私も大阪から東京に出てきたので、東京で輝きたいという気持ちはあいかのようにありました。砂後谷にグッと近づくシーンもあるんですが、そういうところは得意分野なので、私らしさを出せるんじゃないかなと思いました(笑)。
――誘惑するような、あざとい女性が得意なんですね(笑)。
そうですね。ある意味では握手会も近いところがあるんですよね。応援してくれる方をグッと近づけるのと、砂後谷をグッと引き寄せるところは似ているなと思いました。
――アイドル経験が今回の役に生きていると。
生きていました! ホステスの役なので、スナックのシーンとかもあって、最初はそういう撮影が初めてで緊張していたんですが、緊張が解けてからは自分のペースでできました。
渡部秀とは「おそば屋さんの情報を交換」
――今回の現場の雰囲気はいかがでしたか?
皆さん優しかったです。分からないことも多かったんですが、すごく丁寧に教えてくださってありがたかったですね。渡部さんはおそばが好きとおっしゃっていたんですが、私もおそばが大好きなので、おすすめのおそば屋さんの情報を交換したりしました。
――撮影に向けてはどのような準備をしましたか?
本の読み合わせで監督からたくさん指示を頂きました。あいかの元気なところと誘惑するところのギャップを作りたいということで、最初は難しくて戸惑ったんですが、しっかり教えていただいて、家で鏡を見ながら表情の練習をしたりして落とし込みました。
――作中で注目してほしいポイントはどこでしょうか?
あいかの成長に注目してもらいたいです。最初に、水着でサーフボードを持って砂後谷と出会うところと最後のあいかではガラッと変わっていくところが見どころだと思います。だんだん強い女性になっていくんです。