東映映画と大映映画の時代劇映画「赤穂浪士」「忠臣蔵」が、「忠臣蔵特集」と題し、12月3日(火)から全国無料放送のBS12 トゥエルビ(BS222ch)にて4週連続で放送される。
師走の風物詩である映画「赤穂浪士」と「忠臣蔵」。今回放送されるのは片岡千恵蔵、中村錦之助らが出演する東映映画の「赤穂浪士 天の巻・地の巻」(1956年)、「赤穂浪士」(1961年)、「忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻」(1959年)と、長谷川一夫、市川雷蔵らが出演する大映映画の「忠臣蔵」(1958年)の4選。いずれも当時の銀幕トップスターが居並ぶ豪華配役の長編映画であり、現在でもたびたび放送されている時代劇の傑作だ。
「赤穂浪士」シリーズは、江戸時代中期に起こった、赤穂藩藩主・浅野内匠頭が幕府の重鎮・吉良上野介に対して刃傷におよんで切腹した事件と、赤穂義士47人が主君・浅野のあだ討ちで吉良邸に討ち入りを果たした事件“赤穂事件”を題材にした作品。
「赤穂浪士」は赤穂義士を“赤穂浪士”と名付け、反権力のレジスタンスとして描いた大佛次郎の原作を映画化したもので、「赤穂浪士 天の巻・地の巻」は封建社会の悲劇を批判するその膨大な物語を、赤穂側からのみでなく、吉良側、一般庶民側の視野を絡ませながら描いた大作となる。
「忠臣蔵」シリーズは史実の赤穂事件に脚色を含んだ創作となり、映画、ドラマ、歌舞伎、演劇で広く扱われている。そのため史実を知らない人でも見やすい作りの作品。「忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻」は総勢150人の大映映画のオールスターが出演する3時間の超大作となっている。
東映時代劇黄金期のオールスターが結集「赤穂浪士」(12月3日[火]夜7時~)
豪華配役で描く元禄大絵巻。赤穂義士と謳っていた四十七士を“赤穂浪士”と名づけ、反権力のレジスタンスとして描いた大佛次郎の原作を映画化。
赤穂側、吉良側、一般庶民側の視点から描く「赤穂浪士 天の巻・地の巻」(12月10日[火]夜7時~)
数多く映画化されている忠臣蔵―封建社会の悲劇を批判するその膨大な物語を、赤穂側からのみでなく、吉良側、一般庶民側の視野を絡ませながら描いた決定版。
吉良邸討入などおなじみの名場面を網羅「忠臣蔵 櫻花の巻/菊花の巻」(12月17日[火]夜6時30分~)
豪華絢爛(けんらん)の元禄絵巻。総勢150人のオールスターキャスト。3時間の大作スケールで描いた「忠臣蔵」の決定版。
長谷川一夫、市川雷蔵ほか大映オールスターが出演「忠臣蔵」(12月24日[火]夜7時~)
3時間一挙放送。ずらりと並んだ当時の銀幕スターによる、二度と見られぬ名場面の数々。
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