「人生最大の悪夢だわ」将来を約束した恋人がいる中で恋愛番組に参加する者も…『マッチングの神様』シーズン5を振り返る
恋愛に悩む男女が、初対面の相手と結婚するというオーストラリア発の実験的番組「マッチングの神様 ~結婚実験リアリティ~」。動画配信サービス・Huluではシーズン1~5までを見放題配信中で、“疑似恋愛は本当の恋になるのか”を追っている。本記事では、シーズン5に登場する注目カップルや見どころシーンなどを振り返っていく。
“交際0日婚”は上手くいくのか?「マッチングの神様」シーズン5
「マッチングの神様」は、オーストラリアで2015年から製作公開された恋愛リアリティーショー。シーズン5では、1万人以上もの応募者からオーディションに合格した12組24人の男女が集められ(※途中から2組の男女が参加)、恋愛エキスパートのジョン・エイケンと恋愛&デートコーチのメル・シリング、臨床性科学者のアレッサンドラ・ランポーラといったプロが科学と心理学に基づき2人をマッチングさせる。初対面からいきなり結婚式を終えたカップルが、“交際0日婚”という特殊な環境下で真実の愛を育むことができるのかを検証する番組だ。
登場するのはさまざまな事情を抱えた男女たち。新薬が承認されるまで長くは生きられないと言われた女性や、インド人女性の新たな道を切り開くために出演を決めた者、“NG女性リスト”を持ち込んだ男性…など、それぞれが事情を抱える中、より深い“真実の愛”を求め、結婚相手、そして自分自身の人生と向き合っていく点が見どころとなっている。
同シーズンでは全36話という長尺の中で、まずは同性同士が挙式前に集まり知り合う機会を作る。そしてプロがマッチングさせた相手と挙式をおこない、翌日には新婚旅行に出発。パートナーとの仲を深め、共に結婚生活を送っていく。それ以降は1週間ごとに、パートナーとこの先やっていけるかどうかを“残る”か“去る”で判断し、誓いを立てる“誓約式”を行う…というジェットコースターのようなスケジュールだ。
オーストラリア全土から集められたカップルはいずれも同じ屋根の下で暮らし、自分たちのこれまでの経験を全員の前で告白する。その後はすべてのグループの前で2人の結婚生活をさらけ出していく。個性豊かな参加者が集まる中、やはり発生するのは数々のトラブル。それでも、幸せな結婚生活のための周囲や自分自身と向き合う姿がリアルに描かれている。
彼女がいるのに実験に参加…?女性陣が一致団結
本シリーズには毎回大人数が参加するため、中には視聴者や他の参加者から問題視される参加者も少なくない。そういった参加者は作中で注目を集め、しばしばシーズンのハイライトになることも。シーズン5では、「どんな男よりもイケてる自信がある」という超自信家のハリソンが目立っていた。
ハリソンのパートナーである美容系オンライン講師のブロンティは、初対面で意気投合。しかしブロンティの友人・ジェシカから、“ハリソンには付き合っている若い彼女がいて、「実験が終わったら一緒になろう」と約束をしている”という情報を聞いたことで事態は一変する。最初は信じられなかったブロンティだが、ジェシカから証拠写真を見せられ徐々に状況を理解し、「人生最大の悪夢だわ」とハリソンを問い詰めることに。
するとハリソンは、“この実験には全力で取り組むつもりだからその女性とはすでに別れている”と言い訳をする。状況を受け入れられずパニックを起こすブロンティだが、大勢が参加している披露宴では気丈に振舞うよう努力するのだった。
しかし、初回のディナーパーティーで事態はさらに悪い方向へ…。パーティーで結婚式当日のハリソンの話になり、ここでも言い訳を並べるハリソン。しかし彼の言葉が信じられない企業経営者のメリンダが彼に噛み付いたのだ。“本当は(元恋人に)実験後も関係を続けることをほのめかしたのでは?”と追求し、「クズね」と激しく責め立てる。そしてブロンティがメリンダの話は一理あると納得した態度を見せると、ハリソンは“結婚生活を維持する気はあるのか”とブロンティに対し逆ギレ。思わず涙を流すブロンティを女性陣は外に連れ出し、彼女に寄り添うのだった――。
すべての問題を夫婦間で解決するだけでなく、時には周囲が協力や介入することもある本プロジェクト。今回メリンダがブロンティの気持ちに寄り添って、ハリソンに物申す姿は非常にスカッとするシーンになっている。
https://www.hulu.jp/married-at-first-sight-australia-s10
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