オートレース・森且行選手が、11月30日に都内で開催された映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」公開記念舞台あいさつに、萩原聖人、穂坂友紀監督と共に登壇した。
オートレース・森且行選手の不屈の闘志の源泉に迫る
映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」は、アイドルグループ・SMAPのメンバーとして人気絶頂だった22歳の時に、幼少期からの夢だったオートレーサーへ転身した森選手の生き方の深奥に迫ったドキュメンタリー。2023年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭において上映された「オートレーサー森且行 約束のオーバル」を基に大幅な追加撮影映像を交えて再編集され、森選手の不屈の闘志の源泉を浮かび上がらせる全く新しい内容となっている。ナレーションは萩原が務めた。
登壇した森選手は「3年間の密着で、よく諦めずに撮ってくれた穂坂監督に感謝したいと思います。そして、ナレーションを務めてくれた(かつて出演した連続ドラマでの)同級生の萩くん(萩原)、本当にありがとうございました」と2人に感謝の念を伝えた。
続けて、萩原との関係について「本当の同級生ではないですけれども、『3年B組(金八先生)』で同級生の役を」と説明し、当時の印象について「すごくマージャンがうまい。(撮影が)終わった後に、みんなでゲームセンターに行くんです。そうすると、萩くんがマージャンゲームで勝ちまくるという」と回顧。
一方、萩原は「森くんはスター候補生という立ち位置の同級生だったのですが、分け隔てなくみんなと仲良くしてくれたので、今の距離感があるんだなって思います」と述懐した。
30年ぶりの再会のキーワードはマージャン
そんな中、森選手と萩原が一昨年30年ぶり再会した経緯について言及。
森選手は「『3年B組』のみんなが同窓会をやっていたみたいで、僕と萩くんだけ呼ばれてないんですよ。LINEグループがあって、そこに入っていなかったんですけどね」と苦笑。
「それで、同級生の1人が手紙をくれて、会った時に『また同窓会をやりたいから、萩くん連絡取れないか?』って頼まれたんですよ。『どこでどうやったら連絡先が分かるんだろう』って思ったんですけど、オートレースの後輩がマージャンが好きでやっていたから、『もしかして萩くん、知ってる?』って聞いたら、『萩くんの友達だったら知っています』ということで、友達を通して連絡を取ったんです」と経緯を明かす。
そして、再会を振り返り「全然変わってなかったし、30年(の時間の隔たり)なんてなかった」と明かした。
対する萩原は「彼は本当にスマートなんですよ、常に。30年ぶりに会って、飲んで、お互いが知らなかった時間の話をしても、苦労した話なんて一個もしないですから。楽しい話しかしない」とコメントしていた。
◆取材・文=原田健