――最近では漫画アプリ「ピッコマ」のCMに出演。布団の中で空美さんが読んでいる漫画を、共演のムロツヨシさんが朗読するというものでした。怖い漫画に「キャーッ」と悲鳴をあげる空美さんが印象的ですね。こちらもオーディションですか?
はい。でもこちらは、オーディションでのエピソードは特にないんですけど(笑)。
――あ、そうなんですね(笑)。では、ムロさんの印象を教えていただけますか。
すごく人当たりが良くて、優しく誠実な方でした。
ムロさんが主演のCMということで「自分が現場をいい雰囲気にするんだ」というお気持ちが伝わってきましたね。
――ムロさんがコメディドラマで演じるような、おもしろおかしい感じで、現場を盛り上げるのでしょうか?
いえ、もっと自然体です。わざとらしくなく“普通”にしているのに、現場が明るくなるというか。
たとえば、このCMでは2人で1つの布団の中に入っているんですよ。実際に放送されるのは15秒も無いくらいですが、実際には1時間ほど布団の中にいたんです。
その合間に、何度も私が緊張しないように気遣って、話しかけてくださったんです。
「意外と暑いよね(笑)」みたいな他愛のない話で、私がリラックスできるように。
――優しい人柄が伝わってきますね。撮影で苦労された点はありますか?
苦労とまではいかないですが、CMの雰囲気や私の役割は事前に考えました。
コメディタッチなので少し大げさにしつつ、でも主役はあくまでムロさんなので目立ちすぎないようにと。
――なるほど…。
あと大変だったのは…意外かもしれませんが、アプリの画面をスクロールしていく“指”のアップの場面です。
5秒くらいのシーンに、1時間以上かかりましたね。
――えっ、そんなに!?
“CMあるある”なんですが、商品の持ち方、見せ方というのは本当に難しいんですよ。
今回だと、スマホの画面をスライドさせる指のスピードを速くしてみたり、遅くしてみたり。次に指を少し立てて、今度は寝かせてみて…と。
色々な試行錯誤を重ねて、今のCMになったんですよ。
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