死ぬまで役者という仕事を続けたい
――12月13日(金)に開幕する舞台「呪術廻戦0」WITH LIVE BANDでは、主演を務めます。
これから稽古なのですが、シリーズとして続く舞台で主演だけが変わるので、座組の形ができている中に途中参加するんですよね。まだ見えない部分はあるんですけど、作品に没入させられるように、主役としてしっかり舞台に立つだけだなと感じています。
「呪術廻戦」はもともと好きな作品で、新しい舞台があるなら乙骨憂太役をやりたい! と言っていたんです。それが実際に決まって、自分に任せてくださったことが本当にありがたいですね。期待に応えるべく、とにかく自分ができることを精いっぱい、その瞬間その瞬間にやっていきたいです。
――先ほど自分の時間も大事にするようになったとお話がありましたが、プライベートの過ごし方も変わりましたか?
コロナ禍がきっかけで、芸人さんのラジオを聞いてみたら面白くて、ハマっちゃいました。ここ数年は時間があると、3〜4時間ほど散歩しながらラジオを聴いています。ラジオは週に10本以上聴いて、リフレッシュしていますね。
オードリー、三四郎、バナナマンあたりは自分の中で定番で、それと今ハマっているのが「ロバート秋山の俺のメモ帳!on tuesday」(BAYFM)。秋山さんがとにかくふざけていて、内容がなくて(笑)。そのバカバカしさが本当に面白いんです。気分を変えたいときは「トーキョー・エフエムロヒー」(TOKYO FM)を聴いています。ヒコロヒーさんがいろんな曲を紹介してくれる番組で、落ち着いた雰囲気がいいんです。
それと激辛が好きで、グルメフェスに行くこともありますね。わりと辛いものが平気で、役者仲間と合間に行くこともあります。
――最後に、今後の目標を聞かせてください。
死ぬまでこの仕事を続けるのが目標です。この仕事をしているからには、絶対にもっとメジャーになっていきたい。第一の目標としては、まずは小越という名字をすんなり「おごえ」と読んでいただけることですかね。「おごし」とか「こごし」って言われたりするので、まずは僕の名前が広まった証として目指したいことです。
――代表作が欲しいなどの野望はありますか?
もちろんあります。「あの役の人」というイメージは、マイナスになることもあるかもしれないですけど、僕は印象付けられるだけで価値があることだと思うんです。
すごく性格の悪い役がヒットして、あの人嫌いと言われても、世間に浸透することに意味がある。そういった、人に影響を与えられるような役をたくさんできたらいいなって思いますね。
◆撮影=岡本武志
取材・文=イワイユウ
スタイリング=小田優士
ヘア&メーク=小竹珠代
衣装協力=Karaln、MUZE GALLERY