竜星涼と八木莉可子がW主演を務める「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/※Hulu・TVerでも配信)。「大病院占拠」「新空港占拠」と同じチームによるオリジナルのサスペンスドラマで、毎話ごとにヒリヒリする緊迫感と先読みできない展開で注目を集めている。その最終話放送前に「占拠」シリーズに続いてプロデューサーを務めている尾上貴洋氏にインタビューを実施。キャストの印象や撮影の裏話はもちろんのこと、最終話を見る前に押さえておきたい“注目ポイント”についても語ってくれた。
スタイリッシュで清潔感のある二人を主人公に
――本作は「大病院占拠」「新空港占拠」チームによる新プロジェクトとなっていますが、今回のドラマを制作することになった経緯を教えてください。
「占拠」シリーズは、私がいわゆる“占拠もの”と言われる作品が好きだったので制作したのですが、もう一つ好きなジャンルとして“潜入もの”がありました。ならば、同じチームで新しい潜入ドラマができないかと考えたところから始まりました。
――潜入するキャラクターを兄妹の設定にしたのはなぜですか?
一緒に潜入し、危険にさらされるのが家族やきょうだいといった一番守らないといけない人だと、物語により人間ドラマが生まれるではないかと思い、兄妹にしました。
――その兄妹役として竜星涼さん、八木莉可子さんをキャスティングされた理由を教えてください。
今、闇バイトが社会問題になっていますが、このドラマも詐欺集団という裏社会を題材にしています。そうなると、どうしてもドロドロした世界を描くことになってしまうので、清潔感のある洗練された方をキャスティングしたいと思っていました。そういう意味では、竜星さんも八木さんもお芝居はもちろんのこと、清廉さがあり、とてもスタイルのいい方なので、この二人に兄妹を演じていただければ、非常にスタイリッシュな世界になると思いました。
――撮影が進んだ今、お二人の兄妹感はいかがですか?
どんどん兄妹感が増していますね。逆に、兄妹として仲良くなりすぎて本当の兄妹のような関係になっています。でも、最初からお二人の雰囲気が合っていて、ハイスペックな兄妹というのがしっくりきていたので、そこに関する心配は一切なかったです。
「幻獣」に関する名付けの意味
――二人が潜入する反社会組織の「幻獣」ですが、個々の呼び名も「鳳凰」「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」と神様にまつわる名前になっています。その理由を教えてください。
「玄武」や「朱雀」は方角を司る神と言われているのですが、今回の「幻獣」は特殊詐欺を行う反社会組織なので、「このブロックは○○が仕切っている」という意味合いで名付けました。
――ドラマのメインビジュアルやタイトルクレジットが、昔の香港映画を思わせるものになっているように感じました。意図するところはあったのでしょうか?
特定の国を意識したわけではないですが、犯罪組織を題材として描く上で、アジアの裏社会とその世界ならではの怖さをイメージしたところはありましたね。それらを監督や美術チームの間で共通認識として持ち、その中で竜星さん、八木さん演じるスタイリッシュな兄妹が動いていくことで、新たな化学反応が生まれればいいなと思っていました。
▼「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」Hulu番組ページ▼
https://www.hulu.jp/sibling-intrusion
▼【Hulu特集】最新情報はこちらをチェック▼
▼2024年10月期の秋ドラマ一覧はこちら▼