冬本番になり、まもなくクリスマスシーズン。おいしいケーキやスイーツが恋しい季節には、今から23年前に放送された「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」(2001年、フジテレビ系)を思い出す。ケーキにまったく興味の無い超辛党のオーナー・橘(椎名桔平)と、不思議な雰囲気を持つなぞの天才パティシエ・小野(藤木直人)、そして元ボクサーで大のケーキ好きの店員・エイジ(滝沢秀明)。そんな個性的な3人で営業している小さな洋菓子店「アンティーク」を舞台に紡ぐ、彼ら3人(とお客たち)のハートフルコメディ。今見ても色あせないトレンディ感とおいしそうなスイーツがたくさん登場する第1・2話を紹介する。 (以下、ネタバレが含まれます)
今作は、よしながふみ原作の実写化で、ごくごく普通の住宅地のど真ん中で、夜の2時まで開いている洋菓子店が舞台。調度品はアンティークで統一され、ただのお冷やの入ったシェリーグラスだけでも5万円はすると思われる。そして、そこで出されるケーキの数々は、どれも悪魔的なおいしさだった。しかし何より変わっていたのは店員が、そろいもそろってとてつもなくイイ男で、そしてその誰もが謎に満ちた過去をそれぞれ背負っている。この店に訪れる客もまた皆、悩みを抱えた人々。さまざまなジェネレーションの恋と家族と友情の青春群像グラフィティーである。
主題歌も挿入歌もエンディング曲もMr.Childrenのヒット曲ばかりだったことも、大きな話題となったドラマ。現在FOD・TVerでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中で、2025年1月8日(水)まで第1話が無料公開されているほか、全話を無料配信している。椎名は12月5日、自身のInstagramに「#アンティーク やっと見れる^_^」と投稿し、若き滝沢、椎名、藤木の3ショットは1万いいね!を超える反響を呼んでいる。
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