日本酒を世界につなげる活動を行う中田英寿が力を入れて取り組む「SAKE COMPETITION」の模様と、世界へ日本酒を広めるべく奮闘する酒蔵を追った「中田英寿が世界へつなぐ日本酒〜SAKE COMPETITION 2024〜」(夜11:00ー11:54)が、12月14日(土)にBS-TBSにて放送される。
サッカー日本代表として欧州でも活躍し、現役引退後は日本全国を旅する中で日本の伝統産業やモノづくりに触れ、その魅力を幅広く発信してきた中田英寿。特に深く関わってきたのが日本酒で、これまで400を超える酒蔵を訪問。日本酒のおいしさと文化的可能性を強く感じたことから、2015年には株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANYを設立した。
その後も日本酒開発やイベントコンサルティング、日本酒アプリ「Sakenomy」、日本酒トレーサビリティーシステム「Sake Blockchain」の開発、国際PRアワードの最高峰「ゴールデン・ワールド・アワーズ2018」最優秀賞を獲得した「CRAFT SAKE WEEK」など、日本酒を軸として幅広い活動を行なっている。
そんな中田が力を入れて取り組んでいるのが、世界一おいしい市販酒を決める品評会「SAKE COMPETITION」。「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という理念の下スタートしたこの品評会の審査対象は、市販されている日本酒のみ。審査の際は完全に銘柄を隠し、日本酒の酒質のみで競うことに徹底している。どんなブランドでも1位を獲るチャンスがあるという、日本酒界の一大イベントだ。
番組では、中田や「おんな酒場放浪記」(BS-TBS)に出演している倉本康子らがプレゼンターとして参加した「SAKE COMPETITION 2024」表彰式の模様を紹介する。また、受賞した日本酒を紹介する韓国での試飲会に参加した中田に密着。ソウルの試飲会場や日本酒の輸入販売を行っている企業を訪れ、日本酒を世界へ広めるために何が必要なのかを探る。
さらには、「SAKE COMPETITION 2024」の海外出品酒部門で1位に輝いた「DASSAI BLUE TYPE23」を醸す酒蔵「DASSAI BLUE Sake Brewery」にカメラが潜入。高級日本酒ブランド「獺祭」を展開する山口の旭酒造が、アメリカ・ニューヨーク州にオープンさせた酒蔵の酒造りを通して、日本酒の“最前線”にも迫っていく。
近年は、特徴的なお酒を出すところもあると思いましたが、それ以上に非常に綺麗なお酒が増えたなという印象です。市販酒のみのコンペティションというのが、今の市場で購入でき良いと考えてます。
また、酒蔵はここで結果を出すということはそのまま販売につながっていく、そのような意味でも年々非常に意味のあるコンペティションになっていると、より感じるようになりました。
海外において、今までは値段がある程度安めで飲めればいいという所から、本当により良いお酒を飲みたい、日本のSAKE COMPETITIONの上位に順位が入っているお酒を飲みたいという人が増えているのはすごく感じます。
酒蔵さんは自分がつくった美味しいお酒を一番良い状態で飲んで欲しい想いが強いので、自分も含め流通をやっている方達が関わって良い形で日本酒を海外に伝えていくのが重要だと思います。
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