フジテレビ本社内シアターにて10月12日(木)よりスタートするアニメ「いぬやしき」の先行上映会が行われ、出演者の小日向文世、村上虹郎、本郷奏多らが登場した。
主人公・犬屋敷壱郎役を務める小日向は、「オープニングから迫力ある映像と音楽で、改めてこの作品に参加できたことを光栄に思っています。原作ファンのイメージに少しでも近づければと思っています」と意気込みを語る。
上映後、安堂直行役の本郷は観客に向かって「どうでしたか?」と尋ねると、観客席からは大きな拍手が起き、「むっちゃ面白くないですか? 絵がきれいだし、めちゃくちゃ格好いい作品です。今からオンエア後の反応が楽しみです」と大きな自信を見せた。
また、それぞれ原作のキャラクターの印象を聞かれると、小日向は「正直、なんてしょぼいおじさんなんだろうと(笑)。63歳の私よりも年老いて見えます。オファー理由について自分でも考えたんですけど、しょぼさとか毛の薄さが似ているのかな」と話し、客席の笑いを誘った。
さらに、獅子神皓役の村上は、実際に機械の体を手に入れたらどうするかという質問に対し、「気まぐれに人を助ける日もあれば、宇宙まで飛びに行ったり。あとはピアノとか、むちゃくちゃ練習しないとできないものを演奏したいですね」と言い、アーティスト一家の素質をのぞかせた。
今回の配役について、ネット上でも「ピッタリだ」という声が上がっているが、松尾拓プロデューサーは「アニメです、というより、日常と地続きで見てもらいたいと思っていました。もし演じていただけるなら誰がいいか、現場スタッフと書き出していったら、この場にいる3人だったんです」とキャスティング理由を明かす。
これを聞いた本郷は、「去年の夏に実写版『いぬやしき』の撮影をしていて、そこでアニメ化のうわさを聞いて。偉い人の前でずっと『出たいな~』と言っていたら、本当にそうなりました。1個仕事をゲットしましたね!」とガッツポーズを見せた。
最後に、小日向は「とにかくたくさんの方々に見ていただきたいです。深夜の放送ではありますが、お父さん方に犬屋敷と自分を重ね合わせてもらって、『よし、自分も頑張るぞ』と思っていただきたいですね」とアピールした。
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