正助「今さら謝るなんて自己満足だって分かってるんだけど…高校時のこと」
一平は他界した妹・陽菜(向里祐香)の夫であり、二人の子供を育てながら保育士として働くシングルファーザーの義弟・正助一家を呼び寄せて同居する。一平には裏で、家事や育児に取り組むことで生活者目線があるところを選挙でアピールするという“最低”な思惑が。
さらに、結婚式を挙げようとしている朝陽の保育園の保育士・剣聖(佐野玲於)と彼のパートナーである柊智也を、一平はテレビ番組で取り上げて自分の計略に利用しようとしていた。
一平とカフェにいる智也を見かけて正助は学生時代を思い出す。テニスの休憩中に、智也は「正助のことを好きって言ったらどう思う?」と聞き、「うれしいよ」と軽く返す正助に「俺、正助のことが好きなんだ」と真剣な目をして告げる智也。正助が驚くと、智也は「冗談だから」と笑ってごまかす。
別の日の朝、智也が正助に駆け寄って「おはよう」と言ってあいさつの拳を出す。正助は「おう」と返事するが、拳のあいさつは返さず、気まずい空気が流れるのだった。
一平を訪ねてきた智也が帰るところを正助が追いかけて声をかけると、智也は驚くが笑顔で応える。正助は義理の兄である一平とともに暮らしていることを話し、「本当ごめん。今さら謝るなんて自己満足だって分かってるんだけど…高校時のこと」と言う。智也は「あれはいきなり伝えた俺が悪かったんだ。ただ、ふられただけだろ。もう気にしてないよ」と笑って帰っていくのだった。
旧友である正助と智也のわだかまりが消えるようすにほっこりとさせられた。
◆構成・文=入江奈々




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