正助「僕の子育て大成功だよ。ひまりがこんなこと言う子に育ってくれて」
一平は不登校などの子どものキャンプを企画する。キャンプで一平は不安がっているひまりに「自分が思ってることちゃんと伝えてみな」とアドバイスする。
家に戻ってからひまりが正助のためにお母さんのレシピの牛丼を作ると、一口食べて「おいしい」と正助は笑う。そして、正助は「ひまりに寄り添ってるつもりで僕の正解をずっと押し付けてた。ずっとひまりにプレッシャーをかけてしまってた」とひまりに謝る。ひまりは「私のためにがんばってくれてるのわかってた。でもね、私のためってわかればわかるほど、自分のせいで正助くんを苦しめてるってことがわかって、自分のことが嫌いになる」と言う。
正助は「ひまり、明日から学校行くのやめよっか。ひまりが毎日こんな風に笑ってくれてたら、もうそれでいいよ」とひまりが笑顔を見せるキャンプの写真見せる。「ありがとう。でもダメだよ、笑ってるだけじゃ。悲しいことも嫌なことも大事でしょ」とひまりが言うと、正助は「僕の子育て大成功だよ。ひまりがこんなこと言う子に育ってくれて」と噛みしめるように言う。ひまりは大粒の涙を流し、学校行けない理由をちゃんと話すと告げるのだった。
ひまりの前向きな姿に胸が熱くなり、正助が感動するようすに見ているほうも涙が込み上げてきた。
◆構成・文=入江奈々




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