「第七明和銀行 高田通り支店」に臨時採用された新人の庶務行員・多加賀主水(高橋)は、組織の悪事を見逃すことができない性格の持ち主。これまでさまざまな不正を追及しては職を転々としてきた。
数日前まで放浪の旅に出ていたところ、第七明和銀行総務部長・神無月(神保悟志)からある極秘任務を頼まれ、庶務行員として勤務することになったのだ。
その依頼とは、“1円消失事件”の真相を探ること。実は、高田通り支店では、現金と帳簿が合わない“違算金”が連日発生していた。しかも金額は常に“1円”だという。
神無月は、真の依頼主と主水を電話でつなぎ、「このままでは死者が出るほど、事態は深刻だ。懸命に働く行員たちのため、一緒に戦ってほしい」と電話越しに懇願。任務を託された主水は、1円消失事件の真相究明に乗り出すことに。
出勤早々、振り込め詐欺犯を捕まえた主水は、一躍店内の人気者になり、窓口担当の生野香織(夏菜)らとも仲良くなる。主水は香織たちから、2年前の「第七銀行」と「明和銀行」合併の話を聞き、未だに派閥争いがすさまじいことを知る。
そして、その日もまた1円が足りない違算金騒ぎが発生。香織によると、このまま違算金が続けば、高田通り支店は統廃合の対象になってしまうという。“1円消失事件”に隠された陰謀と、真相を庶務行員・主水が暴く!
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