俳優でタレントのMEGUMIが2月12日、都内で開催されたNetflixラインナップ紹介イベント「Next on Netflix 2025」に出席。プロデューサーを務めたNetflix新作恋愛リアリティーショーの制作背景を明かした。
恋愛リアリティーショー「ラヴ上等」誕生
同イベントは、1月に米ロサンゼルス・ハリウッドにて開催され、それを皮切りに世界各国で開催。日本での実施は2024年に引き続き2回目となる。「シリーズ」「映画」「バラエティ」の最新ラインナップ情報の紹介、監督やプロデューサ、俳優によるトークを行った。
脚本がない作品全般のことを指す「アンスクリプテッド」部門にて、MEGUMIはヤンキーを題材にした新作恋愛リアリショーのプロデューサーを担当。この日、タイトルが「ラヴ上等」だと発表された。現在、オーディション中とのことで、MEGUMIは「様々なヤンキーの方にお会いしていて、なんとも言えない気持ちで(笑)。生き様、ヤンキーになられた背景などぐっと来るものがあります」と話し、さらに「ギャップがね。企画した中でもキュートさが出たらいいなと思っていました。数々の悪さをしてきたヤンキーが、炊飯器を使った料理にハマっていたり、そういうところも番組で発揮できるのではないかと思っています」と続けた。出演者がヤンキーということもあり「『私は、俺はこうだ！』って言葉がある。全員バーンっ！ ってくるからめちゃくちゃ痛快です」とアピールした。
行動に移せない人に喝を
同企画を提示した際は「『私じゃなきゃ生まれない』ってことをNetflixの方は大事にしてくださった」とのことで、「『これって人気出そうだよね。売れそうだよね』ってことが最初は全くない。私が生きてきた中で感じたこと、出会ったことで出てきたものをものすごく強く求めてくださって。それがヤンキーだったんですけど、お恥ずかしいですが(笑)」と明かした。
プロデュースする中で感じることについては「美術にしても全部に理由がある。この曲をここでってのも『なんかよくない？ 人気だし』ということが一切ないのが、作っていて刺激になりますし、こういう積み重ねが人々の心を動かすんだろうなと感じていますね」と語った。
最後に、締めの言葉を求められると「今『叩かれるんじゃないか。失敗するのでは』って気持ちが先に行き過ぎて、行動に移せない、発言を控えるというムードが漂っている日本だと思うんですけど、そういう人たちに喝をいれるようなヤンキーの方たちをこの番組では見ていただきたいです。『ダメでもいいじゃん。言ってみないとわからないじゃん』ってことが、この番組では感じていただけるんじゃないかなと思います。ぜひご期待ください！」と自信をにじませた。
イベントには、佐久間宣行プロデューサー、俳優の岡田准一、樋口真嗣監督、藤井道人監督も登壇した。
◆取材・文＝大野代樹
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日本経済新聞出版
発売日： 2020/10/22
