
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家・うおやまさんの作品『ヤンキー君と白杖ガール』だ。
同作は、街を牛耳る最恐ヤンキーと盲学校高等部に通う「弱視」の女子によるラブコメ作品で、2021年には『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)というタイトルでドラマ化もされている。
以前X(旧Twitter)に、第2巻のエピソード『弱視の白杖ガールがスマホを使って好きな人に会いにいく話』がポストされると、4000件以上の「いいね」を獲得。そこで作者であるうおやまさんに同作を手がけたきっかけや、『弱視の白杖ガールがスマホを使って好きな人に会いにいく話』でお気に入りの場面について話を伺った。
弱視の女の子がバスに乗るために大奮闘!

――盲学校高等部の2年生で16歳の「赤座ユキコ」は、ひょんなことから18歳のヤンキー「黒川森生」になつかれるようになり、赤座は、いつの間にか黒川に好意を寄せていた。
ある日曜日、以前黒川に好いていることを伝えた赤座は、黒川からの連絡を待っていたものの、一向に音沙汰なしで悶々としていた。そんななか、黒川の家がバス停の「H田」の近くだったことを思い出す赤座。ルーペを駆使し、スマートフォンでルート検索をしたところ、その気になれば直接会いに行けることに気づく。
行くか、行くまいか悩むなか、赤座は「もし私の目がよかったら?」「きっと迷わずバスに飛び乗っている」と自問した結果、準備を整えて最寄りのバス停に向かい…。弱視ながら懸命にバスに乗る赤座に対し、読者からは「心の中でめちゃくちゃ応援した」「周りの人が優しくて癒された」などの声が上がっている。
障害を持った人に対する偏見を少しでもなくせたら…

――『ヤンキー君と白杖ガール』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
自分の親が視覚障害者(後天的な弱視)で、その親と生活する中で「見えない/見えにくい人の存在があまり考慮されないまま、社会の様々な仕組みが作られているのではないか」ということを常々感じていたので、視覚障害のことをもっと世の中に知ってもらいたいと思って描き始めました。
――Xに投稿された『弱視の白杖ガールがスマホを使って好きな人に会いにいく話』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
「白杖を持っているから見えないはずなのに、スマホを使っている」という世間の疑問がよく聞かれるので、見えない/見えにくい人でも工夫してスマホを使うことを描いたところが一番のこだわりです。他にもユキコがひとりでバスに乗ったり、「障害者だから◯◯しないんじゃないか」という思い込みを少しでもなくせたら、と思って描きました。
――『弱視の白杖ガールがスマホを使って好きな人に会いにいく話』の中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
p28~p29でのユキコのモノローグの「私は人より難しいこともあるけれど 黒川にしてあげられることは まだたくさんあるのかな」です。障害のためにどうしてもできることに制限が出てしまうこともあります。でも大事なのは「結果」だけではないと自分は思っているので、このシーンが気に入っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
『ヤンキー君と白杖ガール』は数年前に完結していますが、ありがたいことに今でも新しく読んでくださる方がたくさんいらっしゃいます。視覚障害のことを詳しく知らない方もまだまだ多いと思うので、この漫画でもっと知っていただきたいですし、様々な理由で「生きづらい」と感じている方にもこの漫画が届いてほしいなと思います。
――読者へメッセージをお願いします。
『ヤンキー君と白杖ガール』はコミックス化していただいており、全8巻発売中です。ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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