
2024年に「インサイド・ヘッド2」「モアナと伝説の海2」が興行収入50億円を突破する大ヒットを記録したディズニー。その成功の背景には、“観客の琴線に触れる”ディズニーの国内戦略があった。このたび、ディズニー・ジャパンのゼネラルマネージャー・佐藤英之氏のインタビューが公開。洋画市場が大きく変化する中で、ディズニーがどのようにヒット作品を生み出し続けているのか、国内の興行主との強固なパートナーシップやローカルエリアでの取り組みの様子などについて語っている。
邦画人気による洋画市場の新たな課題
賞レースで注目を集めた「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のような実写映画から「インサイド・ヘッド2」や「モアナと伝説の海2」をはじめとするファミリー向けのアニメーション作品を幅広く取り扱うディズニー映画の配給機能を統括している佐藤氏。
若い世代と洋画の間に生まれた距離について、「邦画に親近感を覚えやすいこともあるでしょう。家族や友人など身の回りのストーリーとして見ることができ、自分ごとに捉えやすいテーマも多いことが魅力」と話す。
2023年のハリウッドでは、全米脚本家組合と米映画俳優組合の約半年におよぶストライキにより映画製作が停滞し、洋画大作の供給が減速。強力な作品不足によって洋画全体の興行が下がった。加えて、コロナ禍の洋画供給が滞った時期に、邦画の実写大作やアニメの話題作がシネコンのスクリーンを独占し、大作以外の洋画の上映機会が激減した。
ディズニーが洋画年間興収40%以上を占める
そのような状況の中でも、ディズニーは2024年夏の公開作から2025年にかけてコンスタントにヒットを重ね、洋画全体興収の43%を占めた。
2024年に日本で公開されたアニメーション作品「インサイド・ヘッド2」の興行収入は53.6億円、「モアナと伝説の海2」(公開中)も50億円を超えた。また、実写映画でも「ライオン・キング:ムファサ」は21.1億円、「デッドプール&ウルヴァリン」は20億円で、それぞれ1位、2位にランクインするなど、多くの邦画実写をしのぐ大ヒットに。
日本映画製作者連盟の発表では、洋画復活の糸口として「多様な作品性」と「10億円規模ヒットの安定的な供給」を掲げ、2024年のディズニーはそれを実現。洋画興行を下支えしつつシーンをけん引する存在になっているといえる。
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