10月20日(金)にスタートする新ドラマ「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」の会見が10月19日に行われ、出演する沢村一樹、和久井映見、片瀬那奈、要潤が登壇した。
同ドラマは、直木賞受賞作家・荻原浩が手がける“ユニバーサル広告社”シリーズの中から「花のさくら通り」を原作に、さびれた港町の商店街に引っ越してきた弱小広告会社・ユニバーサル広告社で働く、コピーライター・杉山(沢村)の奮闘を描く。脚本は連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK総合)などで知られる岡田惠和が担当する。
「ひよっこ」以来の岡田作品出演となる沢村は、「演じながら岡田脚本を肌で感じています。いい隠し味があって、一見どうでもいいような会話表現がとてもいいんです。金曜の8時に、忙しく過ごしている方が、テレビの中でのんびりとした時間が流れているのを見て癒やされるような作品になれば」とコメント。
また、沢村同様「ひよっこ」に出演していた和久井は「岡田さんが作られた台本の中の世界観を壊さないように努めています。役者として難しいことですが、楽しんで演じています」と笑顔を見せた。
広告社の紅一点・猪熊役を務める片瀬は「こんなに台本を読んでクスクスと笑うことってなかなかないんですよ。岡田さんが描かれている意図を汲み取るのは難しいですが、和久井さんと同じく挑戦しがいがありますね。台本をもらうのが毎回楽しみです」と語る。
さらに、広告社の個性派デザイナー・村崎役の要潤は「20代以来の岡田作品なんです。一人ひとりのキャラクターの描き方が深くて、愛情がこもっているんですよ。人間の多角的な面が描かれていて、とても魅力的だなと感じます」とアピールした。
現場は猫がたくさんいる街で撮影しているそうで、原作にはない設定だそう。要が「岡田さんがロケハンをした時にこの設定を決めたのだそうです。作品の至る所に猫が登場します」と語ると、片瀬も「猫が絶妙なエキストラ役ですね。本番になるといいタイミングでフレームに入ってくるんです」とエピソードを語る。
そして記者からこのドラマを一言で表すなら? という質問が飛び出した時には、片瀬が「地域密着型出没エンターテイメント?」と発言し、同局で放送中の「出没!アド街ック天国」風の謳い文句に会場が笑いに包まれる瞬間もあった。
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