「わろてんか」OP映像には“遊び心”がいっぱい!

2017/10/22 15:00 配信

ドラマ インタビュー

てんの周りで咲く「花」のこだわり


オープニングの中盤で、暖簾(のれん)をくぐって現れるてん。その後、てんの周りにはたくさんの花が咲き乱れるが、実はこのカットは当初、もっと後半に挿し込まれる予定だった。しかし、主題歌の盛り上がりに合わせて“笑顔が咲く”ようにと、変更されている。

ヒロイン・てん(葵わかな)の周りに花が咲き乱れる(C)NHK


また、ヒロインのモチーフでもある鳥の動きも、主題歌に合うよう調整されており、葵わかなは後に合成される「鳥」に目線を合わせられるよう、秒数を数えて演技したという。

大量の「モチーフ」は見るたびに発見が!


本作のオープニング映像で特徴的なのが、大量の「モチーフ」。そろばんや扇子、大入り袋など、ヒロインが寄席経営に挑むというストーリーにまつわる物もあれば、だるまや宝船、亀などの演技のよい物、それから、タコやバスなど今のところ特に本編と関係のない物まで、大量に降ってくる。

【写真を見る】降ってくる「モチーフ」には“遊び心”がたくさん!(C)NHK


だが、ただ「降ってくる」のではなく、冒頭に登場するバスは“にゅいんっ”と突然現れるし、トラは横方向に走っていく。モチーフ1つ1つに、動きが付けられているのだ。

そして最後のカットは、地上から天を見上げているような構図になっていて、中心にはヒロインの名前「てん」の由来にもなっている“お天道様”がある。

中心にはヒロインの名前「てん」の由来にもなっている“お天道様”がある(C)NHK


わろてんか」は全151回。泉氏は「毎日見るたびに、発見があったらいいなと思って制作しました。今日はこの人、このモチーフを見てみようと決めてもらえると、毎日新しい気付きがあるんではないかと思います」と語る。

関連番組