
俳優、声優、YouTuberとして幅広いフィールドで活躍中の染谷俊之の魅力に迫るWEBザテレビジョンの連載「月刊染谷WEBマガジン」。毎月、深掘りインタビューを敢行し、仕事の近況からプライベートまで、事務所NGギリギリの質問をぶつけて“染様(染谷俊之の愛称)”を丸裸にします。第38回は、現在上演中の舞台「MANKAI STAGE『A3!』ACT3! 2025」(KAAT神奈川芸術劇場ホール)について聞きました。
※インタビューは2025年2月末に行いました

4作品連続のハード日程で「寝ていても稽古の夢を見ます」
──今回のエーステ公演は、前期/3月22日(土)~4月13日(日)、後期/4月18日(金)~5月10日(土)の二部制で行われます。まずは概要を教えてください。
従来のエーステは、春組・夏組・秋組・冬組の4グループに分かれて、それぞれ公演を行ってきましたが、昨年10月に初めて4グループ合同の「Four Seasons LIVE」を開催しました。それはライブだったので、今回本編で4グループのメンバー全員が出演するのは初となります。前期はA(第9幕『失われた日々を求めて』)とB(第10幕『夢の跡』)、後期はC(第11幕『ACTING ON MYOWN』)とD(第12幕『永遠の一瞬』)の4作品に分かれていて、今(2025年2月末現在)すべて同時に稽古している最中です。
──これまで複数の作品の稽古が重なった経験はありますか?
一気に4作品をやるのはさすがに初めてです。今回は前期・後期が連続するので、前期の公演が始まると後期の稽古が恐らくできなくなってしまうので、今の段階で一気に稽古しているわけですが、頭を切り替えるのがすごくたいへんです。
──そんな状況を乗り切るために心掛けていることはありますか?
昨年末からフィットネスジムに通い始めたんですが、稽古が始まった今も帰宅が20時半を過ぎない限りは、基本的に行くようにしています。ランニングマシンで毎日3km走るのが習慣になっているので体力が付いてきて、稽古が終わった後も疲れにくくなりました。
──体を動かすことがよいリフレッシュになっている?
そうですね。でもジムにいても仕事のことは考えちゃいます。走りながらもその日の稽古の動画を見て、手の振り方を練習したり、シーンの流れを把握したりしています。その瞬間はさすがに自分でもストイックだなと思いますが、何かをしながら走った方が疲れないんですよ。走ることに専念してしまうと、あと何kmとか考えちゃうんですけど、別のことを考えていると、けっこうあっという間に走り終ります。今は完全にエーステ中心の生活ですね。家に帰っても寝る前に稽古の反復を必ずしています。あと、寝ていても稽古の夢をよく見ます。夢の中で稽古ができているのならいいんですが、そうではなくて、うまくいっていない悪夢が多い。毎日インプットすることがあり過ぎて、逆にアウトプットをできていない状況なのでそのストレスかもしれませんね(苦笑)。
──A・B・C・Dの中で、染谷さんの見せ場が特に多い作品はありますか?
作品ごとに春・夏・秋・冬のいずれかの組がフィーチャーされる内容になっています。それぞれの劇中劇に関しては、出演するメンバーが異なるんですが、僕はBの劇中劇がいちばんやることが多いです。ぜひ注目してください。

「夏組と秋組のメンバーとの初共演が楽しみ」

──このインタビュー記事が公開されるときには舞台は開幕しています。染谷さん自身、楽しみな点は?
やっぱり全ての組のメンバーが勢ぞろいするところです。これまで春組の公演で、他の組のメンバーのことを話すシーンはあったんですが、実際には出てきませんでした。それが今回は具現化して、全員が同じ舞台にそろうことにおもしろさを感じています。「Four Seasons LIVE」を除くと、僕はこれまで春組と冬組との共演しかないので、夏組と秋組のメンバーと一緒にやるのも楽しみです。
──今回はさらに新たなキャラクターも登場するそうですね。
今のMANKAIカンパニーのメンバーは新生で、実は以前に劇団を立ち上げた初代のメンバーがいたんです。その初代の各リーダーが登場します。春組の雛森 霞(ひなもり かすみ)役を永山たかしさん、夏組の日向 紘(ひゅうが ひろ)役を鈴木裕樹さん、秋組の栗生 善(くりゅう ぜん)役を南 圭介くん、冬組の乙宮 柊(おとみや しゅう)役を新木宏典くんが演じて、今回初めて出演します。
──それぞれの方と過去に共演経験はありますか?
永山さんとは映画で一度だけあります。10年以上も前ですが、すごくいい方でした。鈴木さんは今回が初めましてです。南くんは仕事での共演はないんですが、プライベートで少し会ったことがあって顔なじみくらいの関係です。新木くんは舞台「私のホストちゃん」(2014年)など、何度か共演したことがあります。
──では改めて作品の見どころをお願いします。
メンバー全員が同じ寮に住んでいるという設定なんですが、今回は全員出演ということで、その光景が本当に見えているような感覚を味わってもらえると思います。また、「このキャラクターとこのキャラクターが絡むとこうなるんだ」という新たな一面も見られます。もちろんストーリー自体がすごくおもしろいです。エーステは2025年に関しては今回だけの公演になりますが、2026年の4月と5月に「MANKAI STAGE『A3!』ACT3! ~SPRING & SUMMER 2026~」の開催が決定していて、僕も出演します。そちらにもつながっていきますのでぜひ劇場に足を運んでいただき、楽しんでもらえるとうれしいです。
































