
名古屋を拠点として活動する男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」(ボイメン)の弟グループ「カラフルダイヤモンド」に所属している内海太一。アイドルとして活躍する一方で、4月11日(金)に開幕する『舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里』に不死川玄弥(しなずがわ・げんや)役で出演するなど、俳優としても頭角を現している。そんなアイドルと俳優の両立で多忙な日々を送る内海に、芸能界へ入ったいきさつや俳優業への思いについてなど広く語ってもらった。
「ここでやめたら負け」精神で過ごしたボイメン研究生時代
――芸能界に入ったきっかけを教えてください。
中学生のとき、バスケ部の監督の指示でメガネからコンタクトに変えたことがきっかけでした。コンタクトをした姿を見た母が、「あんた、芸能界いけるんちゃう?いけそうやで!」と言い出して、そのまま勝手に事務所へ履歴書を送っていました(笑)。よくある「家族が勝手に応募した」パターンですが、「いやいや、おかん毎日顔見てるのに、今更気付いたん?」って感じでしたね(笑)。
――高校生からは「ボイメン研究生」として活動されていましたが、どんないきさつがあったんでしょうか?
スポーツ用品店にたまたま貼ってあった、研究生募集のポスターを見かけたことがきっかけです。軽い気持ちで応募してみたら、そこでもご縁があって。毎週末に選抜メンバーが名古屋に集まってライブをするんですが、次週も呼ばれるかは分からないので、選抜されたメンバーは次週も呼ばれるように全力を出す、という感じで、活動にはすごく緊張感がありました。闘争心にも火が付きましたね。
――研究生時代を改めて振り返ってみて、いかがですか?
つらいと感じることも多かったなと思います。ただそれでも頑張れたのは、自分で「やる」と決めたからだと思いますね。やると決めたら絶対やる、一回決めたことは曲げたくないという性格で、「ここでやめたら負けやな」という精神で続けていました。その最後までやり通す精神は、活動していく中で学んでいったことの一つだと思います。

2.5次元ミュージカルの魅力を知って本格的に俳優の道へ
――ドラマや舞台にも出演し、現在は俳優としても活動されています。
俳優としての活動は、オファーを頂いて、名古屋の舞台でアンサンブルをやらせていただいたのが最初です。本格的に目指すきっかけとなったのは、僕自身がファンとして2.5次元ミュージカルにハマったことですね。知人に勧められて『あんステ』を見て「格好良い!」と衝撃を受けて(笑)。それから他の作品も見ていくうちに、「いつか自分もこんな舞台に立てたらいいな」という思いを持つようになりました。
それまでは、目の前にあるものをとにかくがむしゃらにやるというタイプだったんですが、俳優は自分の中で明確にできた「やりたいこと」です。
――俳優として活動するようになって、どんなことを感じていますか?
率直に、芝居が好きだなと感じます!2.5次元舞台は特に、大好きなキャラの世界を感じたり、キャラの人生を歩んだりできるのが魅力的です。人生は一回きりですけど、芝居をしてる瞬間はいろんな人の人生を生きることができて、違う人生を見ることができるのがとても面白いです!
ただ、失敗や成功が自分自身にそのまま返ってくるアイドル活動と違って、僕の行動が演じている役柄やお話にも影響する分、責任はより重く感じます。動き方一つ一つがキャラのイメージを作るので、そのキャラのことをしっかり理解できるよう日常から掘り下げるんです。僕はその作業がめちゃくちゃ好きで、頭を洗う時はどんなふうに洗うかなとか、ゴミを捨てる時はゴミ箱に投げるかな、それともていねいに捨てるのかなとか、もはや妄想の域です(笑)。
でも、そうやってキャラのことを考えていくうちに、もっとそのキャラのことが好きになって、どんどん自分自身にしみこんでいくような感じがします。

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