――では、莉子が自分の周りにいても友達にはなっていないタイプ?
あぁ~、でもそのエネルギーに吸い込まれてるかもしれないですね(笑)。なんでもポジティブで、マイペースな莉子ちゃんみたいな女の子はうらやましかったりします。ああいうふうにずけずけと物を言えたりするのはすごいなと思います。
――監督からこう演じてほしいなどリクエストはありましたか?
ちょっと偏見も持たれやすい職業ではあると思うんですけど、そんなのなんとも思っていなくてとにかく明るい子。洋服が大好きで、人生をそのまま楽しんでいる子って言われました。
――共演の高橋一生さんの撮影現場でのイメージは?
いつも歌を歌っているイメージです(笑)。カメラが回っていないときは鼻歌を歌っているイメージが強くて、「楽しそうだな~」って思ってます(笑)。
――では、高橋さんの役者としてのイメージは?
常に自分の意見を持たれている方で、監督と話し合ったりしている姿を見るので、今回初めて共演させてもらって、「私もいつかああなりたい!」って憧れになりました。お芝居のことじゃなくても吸収することが多いですね。知識も豊富ですし、物事の考え方でも「そういうふうに考えてるんだ~!」と思わせてくれたりとか。
――高橋さんとは現場でどんなお話をされますか?
お芝居のことについてよく話しますね。バックハグのシーンを撮影したんですけど、高橋さんが「“バックハグ”って名前が付いてる時点でだめだよね!?」とおっしゃって、「もう1回撮り直してもいい?」って言われて、「全然いいです!(笑)」って。
そういうふうに別パターンのお芝居を撮影してみたり、「どうした方が楽?」とか「どうしたい?」って聞いてくださって、いつも話し合いながら演じさせてもらっています。
――政治のドラマ、台本全体を読まれての印象は?
私がまだそんなに政治を知らなかったので、台本を読んだ時点ですごく勉強になったし、政治の世界ってこんな感じなんだなって思いました。
政治についての言葉や用語は教科書に書いてあるけど、実際にその世界にはどういう人たちがいて、その人たちがどういう関係性で、ましてや新人議員さんがどのような仕事をしているのかというのは、教科書の文字だけではなかなか分からないと思うので、このドラマを見てさらに詳しく知れるのではないかと思います。
――タイトルにちなんで「世の中おかしくないですか?」と感じたことは?
友達のために救急車を呼んだことがあって、救急車が来るまで付き添ってたんですけど、初めて呼んで、病院が決まるまでに「こんなに待つんだ!」と思ったことがありました。20分くらい待って病院が決まったんですけど、よくたらい回しにされるという話を聞いていて、こういうことなんだなと思いました。
――最後にドラマを見ている方にメッセージをお願いします。
コールガールと議員という今までなかなかなかった関係性が面白いと思います。衆議院解散もありましたし、「世の中が今まさに!」ということがこのドラマでも起こっていて政治の勉強にもなるし、それでいてコメディーの部分もあると思うので、ぜひ楽しみに見ていただければと思います。
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