二宮和也コメント
とにかく川村“監督”とご一緒したいと思っていたので、お声をかけていただいたのがうれしくて参加出来てよかったなと思いました。この作品はなかなか言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。
では、異変にお気をつけて…。皆様が映画館から出られる事を祈っております。
川村元気監督コメント
超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。「8番出口」に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか?今まで映画を40本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。
二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。
二宮さんは、せりふやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは「硫黄島からの手紙」でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを「8番出口」では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。
「8番出口」ストーリー
地下通路に迷い込んでしまった男は、蛍光灯に照らされた無機質な白い地下通路を歩いていく。しかしいつまで経っても「出口」に辿り着くことができない。何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を感じ、やがて自分が同じ地下通路を繰り返し歩いていることに気付く。そして壁に掲示された不可思議な「ご案内」を見つける。
「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。
通路に“異変”があれば逆方向へ引き返し、無ければそのまま前に進む。「1番出口」「2番」「3番」……正しければ「8番出口」に近づき、見落とせば「0番」に逆戻りで最初からやり直し。現実なのか、幻想なのかもわからない空間で、男は地下通路から脱出しようとする。
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