
村山彩希、八木愛月は「先輩にもっと甘えてほしい」
――曲の初披露は劇場で行われました。
八木:曲を披露した時はやっぱり緊張もあったんですけど、劇場で初披露させていただいて、ファンの方が本当に優しい笑顔で、それこそ歌い出しが一人だったところを「あづちゃん!」ってコールしてくださったり、そういう今までずっと経験してきたアットホームな環境で初披露できたことは、自分の中では楽しくできたなっていう印象があります。
――史上初の研究生センターはプレッシャーですよね。
八木:そうですね。最初は本当にプレッシャーで押し潰されそうになったこともあったんですけど、先輩方が常に私のそばにいてくださったり、MV撮影でも「そんなに背負わなくていいんだよ」とか、優しい言葉をかけてくださって。やっぱりAKB48って温かいなって思いましたし、心強い先輩方が周りにいてくださって、不安よりも心強いなっていう気持ちに変わりました。
――村山さんは、センターが八木さんと聞いた時はどう思いましたか?
村山:最近は研究生でもパンチが強いというか、印象に残りやすい子が多いので、いつかは来るだろうなとは思っていたんですけど、思ったより早かったですね。AKB48にとって20周年の大事な時期だからこその、その責任感を分かっているからこその不安が、あづにはあると思うんですね。
私的には、あの日本武道館のコンサート(2023年10月22日)で(八木が)くじ引きでソロを引き当てて「国境のない時代」を一人で歌った時、まだそんなにあづと関わりがないころだったんですけど、すごく気が強くて、真っすぐな芯のある子なのかなって思いました。でも、接すれば接するほど思ったより赤ちゃんなイメージが強すぎて、そこのギャップにまずやられたんですね。
基本的に言葉ではなくパフォーマンスで伝えるタイプの子なんだっていうのを知ってからは、本当に先輩にもっと甘えてほしいなって思いますね。ちょっとミスしたりとかすると泣いちゃうぐらい責任をすごく負いがちなので。同期や後輩もいてくれるし、あづもやりやすい環境だと思うので。
これからもっと披露していく機会もあるので、そこでの経験をもっともっとあづの自信に変えてほしいし、今日の取材でも話すのが苦手なのかテンパっちゃうこともあるので、サポートできたらなとは思っていました。自分的にラストシングルで、あづのそばにいられなくなるのは寂しいんですけど、できることはやりたいなという気持ちです。
八木:ありがとうございます。昨日の夜もすっごい長文のLINEを送ってきてくださって、アドバイスとか頂いて、今日の取材にもすごく生きました。

二人の母親は同じアーティストを推すファン同士
――「まさかのConfession」というタイトルにかけて、二人の「まさかの告白」は何かありますか?
八木:今日(他の媒体の取材でも)めっちゃ聞かれました(笑)。でも、それぞれ違うことを言いました。
村山:お、偉い。でも、ここ(二人)の…。
八木:あ! そうですよね。
村山:いつ言おうか、いつ言おうかと思っていたんですけど、私のお母さんとあづのお母さんが知り合いだったそうなんですよ。
八木:そうなんです、まさかの。
村山:それを知ったのが、あづがAKB48に加入してからなんですけど、元々お母さんたちの趣味が一緒で、“オタ友”みたいな。同じアーティストを推しているファン同士で知り合った友達だったらしくて、今でも連絡交換をしていて。
八木:この間、(村山のお母さんから)ゆいりーさんのファンクラブのグッズだったり、写真集をたくさん頂いて。
村山:勝手にやってたんですよ…(苦笑)。
八木:今、おうちに宝物がいっぱいあります。
村山:そんなことする人じゃないんですよ。「あづの生写真引いたよ~」とかであげるなら分かるじゃないですか。でも、私の物をあげてて…ちょっとやめてほしい(笑)。
八木:ゆいりーさんのを、いっぱいもらいました!(笑)。
――お母さんたちが推してるのは、AKB48とは違うアーティストなんですよね?
村山:そうなんです。不思議だなぁと。
八木:まさかです。
村山:でも、(この話は)あづがセンターになってから私が言うのは嫌だったんです。ちょっと、あづに“乗っかって発言しました感”があるから。ずっといつ言おうかなって思っていたんですけど、卒業してから言うより今ぐらいに言っておかないとと思って、最近言うようになりました。


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発売日: 2025/04/03




























