
森山未來が主演するLeminoオリジナルドラマ「飛鳥クリニックは今日も雨」が独占配信中。詐欺、売春、薬物がまん延し、それらを糸引く反社会的勢力の暗躍。配信作品ならではの隠語も飛び交うダークかつリアルな描写で新宿・歌舞伎町の姿を浮き彫りにしながら、主人公・リー(森山)の物語が終結する第8話をレビューする。(以下、ネタバレを含みます)
歌舞伎町を舞台にした本格裏社会ドラマ
詐欺・情事・外道という“人間の欲望”をテーマにしたLeminoオリジナルドラマの第3弾。同ドラマの原作は「週刊SPA!」(扶桑社)で連載中の、Xのフォロワーが90万人を超えるインフルエンサー・Z李氏による同名小説だ。東洋一の歓楽街といわれる歌舞伎町で看板のない“何でも屋”を営む主人公・リーが、詐欺や未成年売春といった事件の真相に迫っていく。
主人公のリーを森山、リーの仲間である純を勝地涼、リーのかつての恋人・美香を馬場ふみかが演じる。監督は、自主制作映画「SRサイタマノラッパー」(2009年)が話題を呼び、「22年目の告白 私が殺人犯です」(2017年)、「あんのこと」(2024年)、「室町無頼」(2025年)などを手掛けてきた入江悠が務める。
リー「このままじゃ駄目だよな…自分の女、殺されてんのによ」
第5~7話まで、3話にわたってリーの最愛の恋人・美香を失うまでの8年前のことが描かれた。最終話は現代へと時が戻る。第4話ラストからの続きだ。
美香が亡くなる原因を作った木村(音尾琢真)を思わぬ所で見つけたリーだが、唐仁組の者たちに止められて見失ってしまう。8年たっても美香を失った喪失感の大きさ、木村への復讐(ふくしゅう)心は変わっていなかった。
純、マサキ(深水元基)、佐野(小倉史也)とマージャン卓を囲みながら、「このままじゃ駄目だよな…自分の女、殺されてんのによ。今まで何やってたんだろうな、ずっと…」とつぶやくリー。
リーの無念を近くでずっと感じていた純は「リーくん。やるなら俺はいくよ。美香ちゃんの敵(かたき)取ろうよ」と言い、佐野も「俺も手伝います」と続いた。
そして「木村への復讐は、8年ぶり2度目になります」と“甲子園出場校紹介”のように決意するリー。純、佐野、そしてマサキも協力し、木村の捜索を始める。
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