
戸塚純貴が主演を務めるドラマフィル「バレエ男子!」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)が5月1日(木)よりスタートする。同作は、バレエ界において、時にはバレリーナを支える縁の下の力持ち的存在の“バレエ男子”らの日常を中心に、誰よりもバレエ好きな主人公の“バレエと向き合う最後の一年”を描くドタバタコメディー。
このたびWEBザテレビジョンでは、小森川バレエ団に所属するナルシストなバレエダンサー・小林八誠(こばやし・はっせい)役の戸塚と、八誠の頼れる先輩で、キャラクテールの名手でありベテランダンサーの“マモさん”こと守山正信(もりやま・まさのぶ)役の大東駿介、八誠の同期で、プロレスオタクの天才肌ダンサー・佐々木真白(ささき・ましろ)役の吉澤要人(原因は自分にある。)にインタビューを実施。オファーを受けた際の気持ちや互いの印象、撮影現場での印象的なエピソードなどを聞いた。
バレエ未経験の戸塚純貴「不安な気持ちの方が強かった」
――オファーを受けた際の率直なお気持ちをお聞かせください。
戸塚:バレエが軸となるお話で、僕はバレエ未経験、準備期間も含めてなかなかタイトなスケジュールだったので、どこまで役のレベルに合わせられるのかなという…。楽しみ、うれしいという気持ちはあったのですが、不安な気持ちの方が強かったです。
大東:僕は、以前舞台で海外公演をやらせてもらったときのカンパニーにバレエ出身の方がたくさんいらっしゃって、間近に見ていたというのがあって。その人たちの肉体や神経一つ一つとの向き合い方に当時からすごく興味がありました。
今回、バレエ監修・指導に入ってくださった草刈民代さんから「バレエというのは人間の体の限界で美を表現するもの」というお話を伺ったときに、自分が出来る出来ないは一旦置いておいて、これをドラマで伝えるということはすごく面白いことだなと思いました。
吉澤:僕は昔バレエを習っていたので、いつかバレエをお仕事につなげたいという思いがずっとありました。それが今回かなうことが本当にうれしかったです。ただ、今でも踊りはやっていますが、バレエからは遠ざかっていたので、どうにか感覚を取り戻さないといけないなと。
バレエの大変さを知っている分、取り戻すのにどれだけ時間がかかるかということも分かっていたので、お話をいただいた瞬間にとりあえず開脚は始めました(笑)。

――台本を読んだ際の感想をお聞かせください。
戸塚:3人の群像劇でありながら会話劇も多くて、内容としてはすごく読みやすかったです。ただその裏で、バレエに対しての向き合い方や、何を目指しているか、年齢の悩みなど、登場人物がそれぞれ重たいものを抱えているので、コミカルな会話の中でも、そのバランスが面白くなればいいなと思いました。
お芝居の部分は、皆さんで作っていけるという安心感と信頼があったのであまり心配していなかったのですが、バレエの時間は、メンタル的にも体力的にも自分と向き合っていかなくてはいけなかったので大変で、僕はお芝居のとき、思い切り解放されて楽しくやらせていただきました。
大東:僕は、特に“バレエ男子の日常”を描くという部分で、この作品に参加させていただきたいということを伝えていました。本当のバレエ団の方々は、日常を見せようとはあまり思わない気がするんですよね。日々の生活で何を犠牲にして、どういう困難があって…というのはあまり見る機会がないので、僕はこのドラマに関しては、そういうところを伝えられたらいいなと思っています。
また、草刈さんや(バレエ指導の)菊地研さんとのお話の中でのこぼれ話みたいなものを台本に反映させてもらったりもしました。例えば、「引き立て役はネガティブな言葉じゃない」という話があって。「相手をうまく引き立てられる事自体がすごい事なんだ」というセリフは、ぽろっと実際の会話の中で出てきたことなので、そういうバレエ団の方々の日常会話から見えてくるマインドや、リアルな一面が見えたらいいなと思いました。
出来ないながらにいろいろと草刈さんとお話ししていたら、キャラクテールダンサーという、芝居の表現の部分で物語に厚みを持たせる役割のダンサーさんがいらっしゃるということを伺って、僕はこのドラマの中で、そういういろいろな役割を持った人がいるということを伝える役目があるのではないかなと感じました。
吉澤:台本をいただく前は、バレエ用語がずらっと並んでいて厳格なイメージの作品を想像していたのですが、いざ読んでみたら、プロレス好きな人もいたりして。この作品は日常を描いているのですが、日常でさまざまなことが起こる中でも“この人たちはバレエダンサーなんだ”と思わせられるところもあり、それが一つの面白さだなと思いました。

「“踊れる”ではなくて“バレエダンサーに見える”ところまで持っていきたい」
――それぞれが演じるキャラクターの魅力と、役づくりについてお聞かせください。
戸塚:八誠は、自信家かつナルシストで、自分の美学やこだわりをしっかり持っていて、行動力のある男です。人を巻き込む能力には長けているのですが、すごく現実的な考えも持っているからこそ、自分の肉体的なことや年齢的なことに葛藤していくキャラクターです。
僕に関しては本当にバレエが未経験だったので、プロのバレエ団員として皆さんと足並みをそろえるというのが一番大変でした。事前に練習もしたし、本番に入ってからも合間を見ては教えていただいて、草刈さんと研さんに支えられて、やっと立てているという感じでした。
大東:マモさんは、このメンバーの中では一番バレエ歴が長く、バレエ団の在籍も長くて、酸いも甘いも知っています。きっと挫折も経験していて、だからこそ後輩たちの痛みも苦しみもよく分かる。みんなの理解者のような存在かなと思い、そういうところは意識しました。
威圧感があるというよりは、みんなが心地いい場作りができればいいなと思い、それは撮影以外でも心掛けていました。お二人がちゃんと心を開いてくれる環境づくりをしたくて、短い撮影期間でできるかどうか心配でしたが、打ち解けるのが早かったので楽ちんでした。
吉澤:真白は、あまり不安に感じていることがなくて、どちらかというと自分の踊りへの自信と、将来への楽しみという部分が強いと感じていたので、日常から伸び伸びして、天真爛漫に、自分が楽しいと思うことを全力でやることを意識しました。
最初のバレエレッスンのときに、バレエは習っていたので形はそれっぽくは見えるのですが、それでは駄目だなと感じて。“踊れる”ではなくて“バレエダンサーに見える”ところまで持っていきたいと思いました。
草刈さんや菊地さんがレッスンの際に一つ一つ細かく教えてくださり、撮影に入ったときには、“バレエを作品でやってやるぞ”というプラスな気持ちで臨めたので、お二人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


Universal Music
発売日: 2025/04/23































