
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ママ漫画家の青山六郎さんが手がけた『「パパと一緒に寝たくない」って嘘吐いちゃった女の子の話』だ。
同作は、父を亡くした幼い娘と霊になった父との交流を描いた作品で、以前X(旧Twitter)にポストされると1万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者である青山さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
娘にだけ見える霊となった父

ある日の夜、幼い娘の"ふう"は父から「一緒に寝よう」と誘われるも、「パパやだ」「ママと寝る」と断っていた。それでも父は食い下がったものの、ふうは泣いて嫌がるために渋々断念。そして、翌朝、目覚めたふうは、母が泣きながら父に対して「起きて…起きてよぉ…」「お願いだから…」と叫んでいる様子を見て、「なにしてるんだろう」と不思議に思う。なぜなら、ふうの後ろには霊になった父が立っているからだった。
その後、霊と気づかずに父と会話するふう。いつも寝る時間になると、聞き心地の良い声の父が本を読んでくれて、いつの間にか眠りについてしまうのだった。そして、時が経ち、ふうが中学生になった頃、以前と変わらずに霊となった父は娘だけに見えている。ふうも、相変わらず優しい父に甘えていた。
しかし、ある日、母から「会ってほしい人がいるのよ」と言われるふう。どうやら母に再婚相手ができたようで…。娘のふうと霊になった父との様子に、読者からは「ダメだ、涙が止まらない」「電車の中で泣いてしまった…」など感動の声が相次いでいた。
作者・青山六郎さん「子供のもちもちほっぺはこの世の宝」

――『「パパと一緒に寝たくない」って嘘吐いちゃった女の子の話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
我が家では夫が娘の寝かしつけをしてくれています。たまに娘におねだりされる時、私も一緒に3人で寝たりもします。ねかしつけのために、夫が娘に絵本を読むのを横で見ている時間がとても愛しくて。この時間がずっと続けばいいな、と思って描きました。
毎日、ニュースで流れる事故や事件に心動かされます。産後、特に人の死に触れるニュースに敏感になってしまい、ニュースを見ただけで「この亡くなった人の家族は」「私の家族がもしこんな風になったら」とボロボロに泣いてしまうのですが(笑)。
大袈裟だな、と自分で感じつつも必ずどこかで不意に訪れる「死」への恐怖があり、それでも怖がりすぎずに 愛しいものを大切にしたいとこの話ができました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
幼いふうちゃんのほっぺです。子供のもちもちほっぺはこの世の宝です。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
大きく2つありまして。1つ目が「パパはここにいる」というセリフ。パパの笑顔やセリフの意味が、漫画が進むにつれて変化していくのがお気に入りです。同じ言葉や笑顔でも状況によって意味も重みも変わる感覚が出せたかな、と。
2つ目は、ママとパパ、それぞれと一緒の布団で寝るシーンですね。ママの布団はあったかいけど、パパの布団に入ってもあったかくない。生きている人間と違ってもう体温がないから。ふうちゃんが、やっと本当の意味でパパの死を自覚する、生と死を対比できた良いシーンだと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
今回初めてオリジナルの漫画で「バズる」という経験をさせていただき、たくさんの人に読んでもらえて、とても嬉しかったです!もっと人の心に響く漫画を自分の心をすくいとる漫画を描けるよう精進したいです。
――読者へメッセージをお願いします。
お読みいただきありがとうございます!ここを読んでいただいている方にも「この時間が永遠であってほしい」と思うような心の琴線にふれる時間があると思います。私の漫画が、誰かの心に触れられたらとても嬉しいです。また、近々こちらの漫画を清書して公開予定ですので、よければSNSを覗きにきてください。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























