
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、現在BLレーベル「Ficus」(シーモアコミックス)にて連載中の加森キキさんの作品『先生の背中は悩ましい』の1話を紹介する。作者の加森キキさんが、4月18日に「爽やか教師が同僚の堅物教師に執着し暴いていくBL」と添えてX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、加森キキさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
同じ教師同士で踏み込んだ結果生まれた黒い感情

学校に赴任して3カ月となる教師・里見は教師や生徒に恵まれながら順調に過ごしていた。一方彼とは対照的にクールでルールに厳しい教師・有村は周りから「怖い」と評される人物。
そんな有村に興味を持った里見は、彼と仲良くなるべく話しかけていく。視聴覚室で2人きりになった際、力仕事を手伝おうとして有村の肩に触れた里見。すると有村は「触るな!」と手を弾き、今後手助けは不要だと言い残してその場を後にしてしまうのだった。
その後も彼にかわされ続けていたある日、卒業生が有村を訪ねてくる。卒業生にも塩対応をするのではという里見の予想に反し、笑顔で卒業生を迎え、もらった手紙を見て涙していた有村。処世術から来る自分の優しさとは異なる“本物の優しさ”を持っている有村に、里見は黒い感情を自覚しながら、触れられることを強く拒んだ彼に手を伸ばし…。
この作品を読んだ人たちからは、「思わぬ展開で横転した」「爽やかな人の持つ葛藤良過ぎる」「ギャップが最高」「この後どうなるのか読めない」など、多くのコメントが寄せられている。
互いにとって異質な存在同士という関係

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
今の形に落ち着くには結構紆余曲折しましたが、元々は学生時代の担任がなかなかエキセントリックなキャラかつ生徒思いで『両立するんだ…』と印象に残っていたのが基になっているかなと思います。(外見や性格はモデルではないです)
――本作では、里見の印象が大きく揺らいでいくようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
元々の設定は有村の個性が強めでそれに翻弄される里見、みたいな関係性でしたが、有村にとっても里見が異質な存在じゃないと特別感がないので今の形になりました。漫才の途中でボケツッコミが入れ替わる、みたいな質感があるかもしれません。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
4話の後半です。「有村が仕返し(ネタバレ配慮表現)するなんて…」となぜか私も新鮮に驚きました。構想の時点では予定になかった動きを有村がしたので。それと、その場面で本来入っていそうな効果音をあえて抜いたのですが配信後すぐ読者の方にその意図に気づいて貰えて嬉しかったです。無いものを気づいてくださるのはすごい。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
「色々あったけど生きててよかったな」とか「大変だったけど今後絶対忘れないだろうな」みたいなキャラクターの人生の給水ポイントみたいな物語になったらいいなと意識しています。
――加森キキさんの作品は、透明感を持っているように思います。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
ここ数年は作品の内容的に線が細めの作画にしていました。なるべくキャラやストーリーに合った作画にしたいと考えているので今後作品のテイストによってはガラッと変わるかもしれません。
――今後の展望や目標をお教えください。
基本は現在のお仕事を続けつつ、プラスで色んな関係を描いていきたいです。ブロマンスやコメディなど。あとは表現したいことをもっとスムーズに出来るようにスキルを上げる時間も作りたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
ちょっと不思議(奇妙?)な関係の2人のお話ですがどうぞよろしくお願いします。既に読んでいただいてる方はいつもありがとうございます。全ての応援の形が本当に励みになっております!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

























