
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「一迅プラス」に掲載中の読切漫画、『恋にミスリード』(一迅社刊)を紹介する。『甘えさせて雛森さん!』(一迅社刊)の作者として知られるtsukeさんが、4月25日に「告白されたのかと思った」X(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、tsukeさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
思わせぶりな言葉と仕草に翻弄される少女

奥寺文枝は、学校で古宮小鳥から突然送られてきた「すき」というメッセージに固まってしまう。その後に「すきやき好き」と繋げられたメッセージを見ながら、“告白を誤魔化されたのでは?”と考える文枝。
小鳥の突拍子もない言葉に振り回されるのは普段からで、以前から思わせぶりなことを言われていた彼女は、自分からも踏み込んで「私も」と返答するのだった。そのメッセージを見た小鳥から更に思わせぶりな言葉を返された文枝は、顔を赤らめながら“帰ろう”と言って逃げるように席を立つ。
2人で歩く帰り道、汗っかきで普段は手をつながない小鳥から“恋人つなぎ”をされた文枝。その後彼女は、勇気を出して「私ね…小鳥のこと…!!」と切り出していくが…。
この淡い思いを抱いた2人を描いた漫画を読んだ人たちからは、「楽園はここにあった」「思わせぶりなのにしっかり照れててかわいい」「この距離感最高」「末永く幸せになれ」など、多くのコメントが寄せられている。
文枝を翻弄する小鳥の心中

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
もともとは連載用のお話をいくつか考えていた時に生まれた副産物の1つでした。連載には向かないけど読切には使える、ということで読切として描かせていただきました。思わせぶりな女の子とそれに振り回される女の子の構図が好きなんだと思います。
――本作では、文枝が小鳥に振り回されているように見えて小鳥も照れているようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
文枝の視点から小鳥に振り回されて悶々としてしまう気持ちを描いているのですが、実のところ小鳥の方も頭の中ではあれこれ考えて駆け引きをしています。直接的な意味での「好き」という言葉を使わずにどうやって好意を伝えるか。不思議ちゃんの小鳥にもそういった臆病な1面があるので、シーンごとに小鳥はどういう気持ちでいるのかを想像してみていただけると嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
文枝が無言で小鳥の手を引いて階段の最上階に連れていくシーンや小鳥が目を閉じて文枝を待ち受けるシーンなどでしょうか。直接的なセリフを省いたのですが、2人の決意や緊張などより多くの感情を詰め込めたように思います。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
自分の好きなもの、もっと言えばフェティッシュな何かを見つけて作品に落とし込むことです。作品を描くモチベーションになりますし、自分の好きを上手く読者に伝えることができれば、それは素晴らしい作品になり得るのではないでしょうか。
――tsukeさんの作品は、登場人物の感情がより深く伝わるように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
キャラクターの言動だけでなく、それを描く線にも感情が宿るのではないかと感じています。現在は完全にデジタルで作画していますが、デジタル特有の整然としたタッチによるのではなく、アナログのような温かみのある手描き感をデジタルの作画にも取り入れることができれば、感情を表現できる幅は広がるのではないかと試行錯誤しています。なかなか難しいですが…(汗)。
――今後の展望や目標をお教えください。
SNSや同人活動などを通じて積極的に作品を発表していけるよう頑張ります…!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもご愛読いただきありがとうございます。引き続き頑張ってまいりますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























